広島市の就学相談とは?窓口と就学時健診の流れ

広島市の就学相談とは?窓口と就学時健診の流れ 小学生
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【この記事の信ぴょう性】

当ページの記事は、児童発達支援の現場経験を持つ鈴木日奈子(小学校教諭免許保有)が監修しています。

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広島市の就学相談とは?発達が心配なときに知っておきたい基本

こんにちは!おやまどの鈴木です。

「来年の春、小学校に入るけれど、うちの子は大丈夫かな」。年長の秋が深まると、そんな気持ちが大きくなる保護者の方は多いと思います。広島市にお住まいなら、広島市の就学相談という窓口があることを、ひとつの手がかりにしてみてください。

この記事では、広島市教育委員会の公式ページで案内されている内容をもとに、就学相談の窓口、連絡先、就学時健康診断(就学時健診)のスケジュールを整理しました。日付は令和8年度の案内にもとづいています。年度によって変わることもあるため、最新の情報は公式ページでご確認ください。

広島市の就学相談は、どんなときに使うもの?

赤れんがの小学校の校舎と校庭
Photo by Mary Taylor on Pexels

広島市教育委員会のページでは、就学相談は「新たに市立小学校へ入学する場合」「新たに特別支援学校へ入学する場合」「広島市内へ転居した場合」に行われるものとして紹介されています。

目的として書かれているのは、「障害のある児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な教育を行う」ことです。つまり、お子さんの様子に合う学びの場を、保護者と一緒に考えるための窓口だと言えそうです。

ここで大切なのは、相談したからといって、何かが決まるわけではないということです。「ことばの発達が気になる」「集団の中で戸惑うことが多い」「通常の学級でやっていけるか心配」。そんなぼんやりした気持ちのままでも、まず話してみる場所として使えます。

よくある例として、「友だちとのやりとりが一方通行になりやすい」「長い話を聞くのが大変そう」「切り替えに時間がかかる」といった場面があります。こうした場面は、小学校に入ると集団の中で目に入りやすくなるため、不安が大きくなる時期とも重なります。

広島市の就学相談の出典:広島市ホームページ「障害のある子どもの就学相談」(広島市教育委員会学校教育部特別支援教育課)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/education/kyouiku-suishin/1026030/1008951.html

ほのママ
ほのママ

就学相談って、病気や障害がはっきりしている子が行く場所なんじゃないの?わたし、てっきりそう思ってた…

ここわん
ここわん

それは違うわん。公式ページには「一人一人の教育的ニーズに応じた」と書かれているわん。お子さんの様子で気になることがあれば、気持ちの整理も含めて話していい場所だと考えると、ぐっと近づきやすくなるわん。

「通常の学級か特別支援学級か」で迷う気持ちは自然なこと

木の棚に並ぶ子どもの本
Photo by RDNE Stock project on Pexels

就学が近づくと、「通常の学級でいいのか」「特別支援学級のほうが合うのか」と迷う方は少なくありません。迷うのは、お子さんのことを真剣に考えているからです。

広島市のページには、通級指導教室、特別支援学級、特別支援学校それぞれの対象となる児童生徒の程度を、種別ごとに示した表が載っています。たとえば通級指導教室は、通常の学級にほぼ参加しながら、一部の時間だけ特別な指導を受ける場として説明されています。

こうした学びの場の違いを知っておくと、「全部か、ゼロか」で悩まずにすみます。学びの場にはいくつか段階があると知るだけで、気持ちが少し軽くなる方もいます。なお、どの場がお子さんに合うかを決めるのは、広島市の手続きの中で、保護者の希望や学校・教育委員会の話し合いをふまえて進められるものです。ここで断定できることではありません。

周りのお子さんと比べて、気持ちが落ち着かなくなることもありますよね。ただ、発達のペースは一人ひとり違うと言われています。比べる相手は、周りのお子さんではなく、少し前のわが子です。以前より少しでもできるようになったことを、探してみてください。

たとえば、次のような疑問を持ったときに、就学相談という窓口を思い出してもらえたらと思います。

こんな気持ちのときの手がかり

・入学までに、何を準備すればいいのかわからない
・学校の様子を、先に聞いておきたい
・通常の学級でやっていけるか、不安がふくらんでいる
・学びの場にどんな選択肢があるのか知りたい

就学前の不安については、次の記事でも気持ちの整え方を取り上げています。

就学相談が不安なときに。流れと心の準備を解説
就学相談を控えて不安な気持ちへの向き合い方を解説する記事です。何が決まるのか分からない不安や、合う場所が分からない不安など考えられる理由と、気持ちを整理しながら準備を進める具体的な工夫を、発達が気になるお子さんの保護者の方にご紹介します。

広島市の就学相談の窓口と連絡先。電話や来所の相談先はどこ?

広島市青少年総合相談センターが、就学・教育相談の窓口

えんぴつと定規とノート
Photo by TLK GentooExpressions on Pexels

公式ページによると、障害のある子どもの就学・教育相談の窓口は広島市青少年総合相談センターです。所在地は、広島市中区国泰寺町1丁目7番40号のAPエルテージ国泰寺ビル3階とされています。

相談の受付時間は、月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までです。祝日、年末年始、8月6日はお休みと案内されています。

窓口連絡先
広島市青少年総合相談センター(就学・教育相談)電話 082-504-2197
同センター 分室(東区光町2丁目15番55号 北棟3階)電話 082-264-0422
教育委員会 学校教育部 特別支援教育課電話 082-504-2494(代表)

上の表は、令和8年11月時点で広島市のページに載っていた連絡先です。お住まいの場所に近い窓口を選ぶ目安にしてみてください。電話をかける前に、お子さんの様子で気になっていることを、簡単にメモしておくと話しやすくなります。

相談では、気になることだけでなく、お子さんの好きなことや、得意なことも話してみてください。電車が大好き、絵を描き始めると長い時間集中できる、年下の子にやさしい。そんな姿は、学校でどんな配慮があると過ごしやすいかを考えるときの、大切なヒントになると言われています。

「できないこと」ばかりを並べると、気持ちが沈んでしまいますよね。得意なことと苦手なことを、同じくらいの分量で話せると、お子さんの全体像が伝わりやすくなります。

電話の前に、メモしておくと話しやすいこと

えんぴつとノートが並ぶ机
Photo by Ramesh Kambattan on Pexels

はじめての電話は、緊張しますよね。うまく説明できるか不安になる方もいると思います。そんなときは、「今、困っていること」「園の先生から言われたこと」「家で気づいていること」の3つを、短いメモにしておくと落ち着いて話せます。

たとえば、次のようなことばを書き出しておく方法があります。

メモの例

・園での様子(集団活動、トイレ、着替えなど)
・家での様子(好きなこと、苦手なこと)
・入学について、いちばん心配していること
・聞いてみたいこと(見学の方法、相談の進め方など)

診断名や検査の結果がなくても、相談を始められるかどうかは、窓口で確かめられます。「何も準備できていないのですが」と最初に伝えても、大丈夫だと言われています。わからないことは、そのまま質問してみてくださいね。

たとえば、「集団での活動の前に、見通しを教えてあげると落ち着く」「大きな音がある場所では、ふだんより緊張しやすい」といった、家庭で気づいた工夫も立派な情報です。園の連絡帳や、先生との面談で言われたことばも、そのままメモに書き写しておくと役立ちます。

ほのママ
ほのママ

電話って、つい「うまく説明できなかったらどうしよう」って考えちゃうの…。えへへ、わたしだけかな?

ここわん
ここわん

うちの子だけじゃない、と思っていいわん。きれいに説明できなくても、困っていることをそのまま伝えれば十分だわん。メモを手元に置くと、安心感が違うわん。

すでに園や学校に在籍している子の進路は、まず在籍校へ

並んでかかったカラフルなリュック
Photo by Solé Gomez on Pexels

広島市のページには、現在小・中学校に在学していて、進学などで悩んでいる場合のことも書かれています。まずは在籍している学校とよく相談し、それでもわからないことや、さらにくわしく知りたいことがあれば、特別支援教育課に連絡する、という流れです。

この考え方は、就学前の方にも参考になります。通っている園の先生は、毎日のお子さんの様子を見てくれている存在です。就学相談の前後に、園の先生と気持ちを共有しておくと、話がつながりやすくなると言われています。

園の先生に話すときは、「就学のことで、少し気持ちを整理したくて」と切り出してみる方法があります。先生から見たお子さんの姿と、家庭で見ている姿は、意外と違うことがあります。両方を合わせて考えることで、お子さんの全体像がやわらかくつかめてきます。

園での支援や配慮が、小学校でどのように引き継がれるかは、地域や学校によって進め方が異なります。広島市のしくみの中で、どんな方法があるのかも、窓口で聞いてみるとよいと思います。

広島市の就学相談のページには、「就学相談のご案内」としてPDF資料が用意されています。相談の流れや手続きの図は、画像で掲載されている部分があります。申込の時期や進め方など、日付にかかわることは、窓口に電話で確かめるのが確実です。

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広島市の就学相談とあわせて知りたい、就学時健診の日程と通知

令和8年度の就学時健診は11月4日から12月11日まで

雨にぬれた小学校の校庭
Photo by Brandon Holmes on Pexels

広島市教育委員会の「令和8年度就学時健康診断のお知らせ」によると、実施時期は令和8年11月4日から12月11日までです。実施場所は、広島市立の各小学校となっています。

対象は、広島市内に住所がある小学校就学予定者です。案内は、令和8年8月末時点の住民登録にもとづいて送られると書かれています。

項目令和8年度の案内
実施時期令和8年11月4日~12月11日
実施場所広島市立各小学校
対象広島市内に住所のある小学校就学予定者
検査項目視力・聴力検査、内科・眼科・耳鼻科の検診、歯科検診
お知らせの発送10月1日ごろ(10月15日までに届かない場合は問い合わせ)
会場変更の申込10月1日から12月4日まで(別ページで案内)

出典:広島市教育委員会「令和8年度就学時健康診断のお知らせ」https://www.city.hiroshima.lg.jp/education/shugaku/1043182/1043183.html

日付は令和8年度の案内の内容です。来年度以降は、広島市の最新のお知らせをご覧ください。

就学時健診は、法令にもとづいて行われる健康診断で、お子さんが小学校に入る前に、学校の場所や雰囲気にふれる機会にもなります。ふだんと違う場所、知らない大人、順番を待つ時間。こうした場面が少し苦手なお子さんには、事前の声かけが助けになることがあります。

たとえば、前日のうちに「明日は小学校に行って、目や耳を見てもらうよ」「終わったら帰るよ」と、流れを短く伝えておく方法があります。写真や絵で見通しを示すと、安心しやすいお子さんもいます。

「お知らせ」が届かないときと、会場を変えたいとき

書類が入ったケースと机
Photo by Anete Lusina on Pexels

就学時健診のお知らせは、10月1日ごろに封書で送られると案内されています。10月15日になっても届かない場合は、問い合わせるようにとのことです。引っ越しをした方や、住民登録の時期が近い方は、念のため気にかけておくと安心です。

問い合わせ先は、広島市教育委員会 学校教育部 健康教育課の保健係(学校安全対策担当)で、電話は082-504-2491と案内されています。

また、指定された会場を変えたい事情があるときのために、会場変更の申込期間(令和8年10月1日から12月4日まで)が設けられています。お子さんが慣れた雰囲気の学校で受けたい、という気持ちがある方は、期間をメモしておくとよいかもしれません。

お知らせが届いたら、まず日程と会場を確認し、カレンダーに書き込んでおくと安心です。きょうだいの行事や、お仕事の都合と重なるときは、早めに調整を考えておけます。受付の時間帯や当日の流れは、お知らせの書類に書かれている内容がいちばん確かです。

ほのママ
ほのママ

え、そうだったの〜?会場って変えられるんだ!わたし、てっきり決まった学校に行くものだと思ってた…

ここわん
ここわん

事情によっては変更の申込ができる、と公式ページに書かれているわん。ただし、申込期間や条件は年度で変わることもあるから、案内の紙もよく読むわん。

就学時健診の日の迎え方や声かけは、こちらの記事も参考にしてみてください。

就学時健診が不安な親子へ。準備と声かけのコツ
就学時健診への不安を、何をするのか分からない心配・じっと座れるかという心配・結果への心配から整理しました。小学校の雰囲気に慣れる準備や、当日の声かけの工夫もやさしく解説します。就学時健診に不安を感じる保護者の方へ、気持ちを整えるヒントです。

いつ頃相談を始めるとよいかは、お子さんの様子やご家庭の状況によって変わります。就学時健診の前に相談を済ませておきたい方もいれば、健診を終えてから落ち着いて考えたい方もいます。広島市では、就学時健診の期間が11月から12月と案内されているため、その時期を目安に、窓口へ早めに問い合わせてみる方法があります。

まとめ:広島市の就学相談を、家族のペースで上手に使うために

今日からできる、3つの小さな準備

門と先へ続く小道
Photo by Olga Lioncat on Pexels

ここまでの内容を、広島市の就学相談に関わる準備として、3つにまとめます。どれも、今日の夜からできることです。

①広島市青少年総合相談センター(電話 082-504-2197)の受付時間をメモしておく
②お子さんの園や家での様子を、短いメモにしておく
③就学時健診のお知らせ(10月ごろ発送)が手元にあるか、確認する

どれか1つだけでも、十分な一歩です。全部をいっぺんにやろうとしなくて大丈夫です。

さらに、余裕があれば、お子さんと一緒に小学校の前を散歩してみる方法もあります。「ここが学校だよ」と、遊びの延長で見せておくと、入学後の景色がイメージしやすくなると言われています。無理のない範囲で、楽しい寄り道のつもりで試してみてください。

就学通知のタイミングについても、スケジュール感をつかんでおきたい方は、次の記事もどうぞ。

就学通知はいつ届く?10月から1月の流れと期限
就学通知はいつ届くのか気になっている保護者の方へ。文部科学省の案内にもとづいて、10月の学齢簿から11月の就学時健康診断、1月31日までの通知まで、手続きの流れと期限を整理しました。特別支援学校が関わる場合の違いも、あわせて紹介します。

迷う気持ちごと、窓口に持っていって大丈夫

カーテンのある窓辺
Photo by Dominika Gregušová on Pexels

就学の道のりは、思っていたより長く感じられるかもしれません。「この選択でいいのかな」と、夜中に考え込んでしまう日もあると思います。

広島市の就学相談は、答えをすぐに出すための場所というより、迷っている気持ちを一緒に整理するための入り口と考えてよさそうです。相談したからといって、進路が決まってしまうわけではないと言われています。

制度や手続きのことばは、聞き慣れないものが多くて、疲れてしまいますよね。わからない用語が出てきたら、その場で「どういう意味ですか」と聞いて大丈夫です。窓口の方も、はじめて相談する保護者の方が多いことを、よく知っているはずです。

お子さんは、毎日少しずつ成長しています。保護者の方が一人で抱え込まなくても、頼れる窓口があります。お子さんにとって安心できる春を迎えられるように、できる範囲で準備を進めていきましょう。

ほのママ
ほのママ

なんだか、少し気持ちが軽くなったかも。えへへ…まずはメモ作りからやってみるね!

ここわん
ここわん

その調子だわん。大丈夫、一緒に考えるわん。ゆっくり、家族のペースで進めていけばいいわん。

アイキャッチ画像:Photo by David Warner on Pexels

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