岡山市の就学相談とは?令和8年度の案内でわかること
こんにちは!おやまどの鈴木です。
「うちの子、小学校の通常の学級でやっていけるかな」「支援学級という選択肢もあるって聞いたけれど、何から始めればいいの?」年長さんになる前後から、岡山市の就学相談が気になりはじめて、そんなふうに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、岡山市教育委員会の公式ページと資料で確認できたことを、順番にまとめました。個別就学相談会の日程、相談の流れ、必要書類、窓口まで、まずは全体像をつかんでみましょう。
なお、この記事は次の公式ページ・資料にもとづいています。年度ごとに案内は更新されますので、申込の前には最新の内容もあわせてご覧ください。
- 岡山市「令和8年度「岡山市個別就学相談会」」
- 岡山市「「岡山市就学説明(オンライン配信)」について」
- 岡山市教育支援課「令和8年度 岡山市の就学について(Chapter2 就学の流れ)」
- 岡山市教育支援課「令和8年度 岡山市の特別支援教育に関する就学について(Chapter3 手続きと必要書類)」
岡山市の就学相談の窓口と、案内の対象

岡山市の就学相談の窓口は、岡山市教育委員会事務局 学校教育部 教育支援課です。所在地は岡山市北区大供一丁目1番1号、電話は086-803-1592と案内されています。
岡山市の就学についての資料の表紙には、「令和9年度就学予定のお子様を対象に作成した内容です」と書かれています。つまり、令和8年度の案内は、令和9年4月に小学校へ入学する学年のお子さんに向けた内容です。
お子さんの年齢によって手続きの時期が変わることもありますので、「うちの子はどの年度の案内にあたるのか」を、最初にたしかめておくと安心です。わからないときは、窓口に問い合わせてみてください。

就学相談って、なんだか大ごとに聞こえて、ちょっと身構えちゃうの…。

気持ちはわかるわん。でも、資料を読むと「いろいろな学びの場から、お子さんに合う場を一緒に考える」という説明が中心だわん。まずは全体像を知るところから始めれば大丈夫わん。
岡山市は就学の2年前から考えはじめる

岡山市の資料には、就学の2年前から、「多様な学びの場」の中から、一人ひとりの教育的ニーズにもっとも的確に応えられる学びの場を考えることを進めている、という説明があります。「2年越しの就学相談」という例も紹介されています。
「年長になってから動けば間に合う」と思っていた方は、少し驚くかもしれません。でも、これは「早く決めなさい」という意味ではありません。見学や相談の時間をゆっくり取れるように、考えはじめる時期を早めに案内している、と読むこともできます。
もちろん、お子さんの状況やご家庭の事情はさまざまです。「まだ年中だから関係ない」と決めつけず、でも焦りすぎず、今できることから見ていきましょう。
岡山市の就学相談の流れ:学校見学から学びの場の決定まで
岡山市の資料では、就学相談の流れが「学校見学」「教育相談」「就学の希望について」「学びの場の決定」の4段階で説明されています。ここでは、資料に書かれていることを順番にたどります。
岡山市の就学相談の最初は「学校見学」

最初のステップは学校見学です。資料では、見学のしかたが学びの場ごとに分けて示されています。
学校見学のしかた(資料の説明より)
・通常の学級:参観日やオープンスクールなどを利用する。日程は学校ごとに異なるので、各校のホームページや問い合わせで確認する
・特別支援学級:個別に学校へ問い合わせて日程を調整する(教頭先生・特別支援教育コーディネーターなどが対応)
・特別支援学校:就学希望校、居住学区の学校、転居予定があれば転居先の学校なども幅広く見学するとよい、と説明されている
資料には、「見学や相談をしたら、その学校への就学が決定するということではない」という一文もあります。気になる学校をいくつか見てみても大丈夫、ということです。
また、こどもも一緒に見学し、その様子も学びの場を選ぶときに生かす、とも書かれています。見学のポイントとして、「どのような環境で過ごしているか」「どんな学習をしているか」「どのような支援が行われているか」が挙げられています。
岡山市の就学相談の「教育相談」で伝えたいこと

次のステップが教育相談です。通常の学級や特別支援学級を考える場合、管理職や特別支援教育コーディネーターなどと相談を行います。資料では、年長(5歳児クラス)の6月までに、希望する学校へ電話で申し込むこと、8月中に教育相談を受けることが示されています。
相談のポイントとして、資料には次のような内容があります。
相談のポイント(資料の説明より)
・就学前の園での集団活動の様子や、友だちとの関わり、気になっている行動などを伝える
・学級でどのような支援や配慮が行われるか、学習内容や交流及び共同学習について聞く
・義務教育が終わったあとのお子さんの姿や進路をイメージして相談する
「何を話せばいいのかわからない」と感じる方は、メモを用意しておくのもひとつの方法です。園での様子、家庭で困っていること、お子さんが好きなこと・得意なことを、箇条書きにしておくだけでも話しやすくなります。

メモかぁ。わたし、聞かれると頭が真っ白になっちゃうタイプなのよね…えへへ。

それなら、紙に書いて持っていけば安心わん!好きな遊びや、最近できるようになったことも書いておくといいわん。
岡山市の就学相談で、書類を出して学びの場が決まるまで

学びの場の希望が固まったら、保護者は希望する学びの場を、在籍している園・学校と就学予定校に伝えます。そのうえで、必要な書類を在籍校園に提出します。在籍校園は「就学相談票」を作成し、教育委員会へ提出する流れです。
学びの場は、教育委員会が「岡山市こどもの就学にかかる意見聴取の会」と「岡山市就学に関する会議」を開いて決めると説明されています。決めるときは、保護者の意見と、教育学・医学・心理学などの専門的な知識のある方の意見を聴き、地域や学校の状況、支援すべき内容、本人の意見などを総合的に考えるとのことです。
一方で、資料には「保護者、在籍園、学校の希望どおりとならない場合もある」とも書かれています。その場合でも、どの学びの場になっても、お子さんの具体的な支援ニーズを中心にして、必要な手立てを相談していくことが大切、と説明されています。
結果の通知は、特別支援学級の場合は令和9年1月末までに就学予定校の決定通知が届き、保護者は令和9年1月25日から29日の間に就学予定校へ電話で結果を問い合わせる、と案内されています。通級指導教室の場合は、令和9年3月8日から12日の間に電話で問い合わせる流れです。特別支援学校の場合は、岡山県から1月末ごろに通知が届くとされています。
通知の時期は、ほかの自治体でも似た流れになることがあります。入学までの通知の流れを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

岡山市の就学相談で使える「個別就学相談会」と就学説明
岡山市には、通常の相談の流れとは別に、個別就学相談会とオンラインの就学説明が用意されています。どちらも公式ページで案内されていますので、順番に見ていきます。
岡山市の個別就学相談会は年に5回(令和8年度の日程)

令和8年度の岡山市個別就学相談会は、「子どもの発達の課題や支援の状況を踏まえた適切な就学について個別に相談できる」場として案内されています。開催は5期に分かれています。
| 期 | 開催日 | 場所 | 申込期間 | 定員 |
|---|---|---|---|---|
| 第1期 | 令和8年6月22日(月)〜7月3日(金)※土日除く | 岡山市役所8階会議室 | 5月7日9時〜5月22日17時 | 70名程度 |
| 第2期 | 令和8年7月29日(水) | 岡山南ふれあいセンター研修室 | 6月11日9時〜6月26日17時 | 20名程度 |
| 第3期 | 令和8年8月25日(火)・28日(金) | 岡山ふれあいセンター大ホール | 7月9日9時〜7月24日17時 | 100名程度 |
| 第4期 | 令和8年11月13日(金) | 岡山市役所7階大会議室(新庁舎ではありません) | 10月1日9時〜10月16日17時 | 30名程度 |
| 第5期 | 令和9年2月12日(金) | 岡山市役所新庁舎15階会議室 | 令和8年12月17日9時〜令和9年1月7日17時 | 30名程度 |
上の表は、岡山市の公式ページに掲載されている令和8年度の案内を、そのまま整理したものです。公式ページでは、第1期から第4期までの申込についての記載があり、第5期は「受付前」と案内されていました。
すでに終わっている回もありますが、次年度以降も、年度ごとに日程が公表される形になると考えられます。来年度の予定を知りたいときは、教育支援課のページを見てみてください。
岡山市の個別就学相談会に申し込む前に見ておきたいこと

申込は、電子申請サービスから行う形で案内されています。公式ページには、「令和8年度岡山市個別就学相談会のご案内」(PDF)を、申し込む前に一読するようにという注意書きがあります。
また、「就学についての説明動画を視聴済みの人や、通っている園・就学予定校と相談中の人は、内容が重複する場合がある」とも書かれています。個別就学相談会は、園や学校との相談とは別の場として用意されているため、すでに園や学校と相談している方は、どちらを使うかを考える材料になりそうです。
オンライン配信の就学説明についても、公式ページに案内があります。令和6年度から、就学相談に関する説明がオンラインで配信されていて、就学相談の流れや手続き、通常の学級・通級指導教室・特別支援学級・特別支援学校でどのような教育が行われているかを説明する内容です。動画と同じ内容の資料も掲載されています。特別支援学校・特別支援学級・通級指導教室などへの就学を検討している方は、ご視聴くださいと案内されています。
岡山市の就学相談の手続きと必要書類の見方
岡山市の就学相談では、学びの場によって必要な書類が違います。ここでは、資料に書かれている内容を整理します。細かい条件は年度ごとに変わる可能性があるため、実際に準備するときは、最新の資料を確認してください。
岡山市の就学相談で、学びの場ごとに書類が違う

資料では、特別支援学校・特別支援学級・通級指導教室ごとに、障害の種類別に必要書類が示されています。たとえば、自閉症・情緒障害特別支援学級では、発達検査の結果の写しと、障害の状態がわかる書類の写しが示されています。知的障害の特別支援学級では、発達検査の結果の写しに加えて、療育手帳をお持ちの場合は療育手帳の写しなどが示されています。
どの学びの場でも共通しているのは、必要書類は保護者が準備して、在籍している園・学校に提出するという点です。資料には、「発達検査の有効期間に留意する」という注意書きも添えられています。
学びの場ごとの細かい違いは、岡山市の資料(Chapter3)の表で確認できます。ここで全部を書き写すと、年度の更新に追いつけなくなるため、この記事では「書類が種別ごとに分かれている」ということだけお伝えします。
岡山市の就学相談で、発達検査の結果を出すときの注意

資料の「留意点」には、発達検査の結果の写しについて、次のような説明があります。
発達検査の結果についての留意点(資料の説明より)
・発達検査には、検査結果の数値のほか、検査名・検査日・検査機関名・医師名などの情報が書かれている必要がある
・発達検査の有効期間が決まっている(全IQ90未満か90以上かで異なる)
・検査結果を転記しただけのものは、添付書類として認められない場合がある
有効期間は、お子さんの誕生月や検査結果によって変わる書き方になっています。「いつ受けた検査が使えるのか」は、資料の該当ページを開いて、ご自身のケースにあてはめて確認してみてください。わかりにくいときは、在籍している園・学校や、教育支援課に聞いてみる方法があります。

書類のことになると、急に頭がぐるぐるしてきちゃう…。

大丈夫わん。書類は園や学校が一緒に確認してくれる流れだと、資料に書いてあるわん。ひとつずつで大丈夫わん。
まとめ:岡山市の就学相談を、安心して進めるために
岡山市の就学相談で、今日からできる準備

ここまで、岡山市の就学相談について、公式の資料で確認できたことをお伝えしました。最後に、今日からできる小さな準備をまとめます。
今日からできる準備のヒント
・気になる学校の見学日程(参観日・オープンスクール)を、各校のホームページで調べてみる
・園での様子、家庭での様子、お子さんの好きなこと・得意なことをメモにしておく
・教育支援課のページで、就学説明の動画や資料を見ておく
・わからないことは、教育支援課(086-803-1592)や、在籍している園に聞いてみる
全部を一度にやる必要はありません。「見学の日程だけ調べた」「メモを一行書いた」というだけでも、立派な一歩です。
岡山市の個別就学相談会は、令和8年度の案内では年5回、第5期が令和9年2月12日の開催として掲載されています。次年度以降の日程は、年度が変わったタイミングで、公式ページを見てみてください。
就学時健診についても、あわせて知っておきたい方は、こちらの記事が参考になります。

一人で抱え込まず、岡山市の就学相談を使ってみる

就学のことは、考えれば考えるほど、不安が増えてしまうものです。でも、岡山市の就学相談は、保護者と一緒に考えるために用意された仕組みです。一人で答えを出そうとしなくて大丈夫です。
お子さんの「よいところ」を伝えて、「心配なこと」も正直に話す。それだけでも、立派な準備になります。
就学に向けた準備は、相談だけではありません。ランドセルを背負ってみる、通学路を一緒に歩いてみる、小学校の校舎を外から眺めてみる。そんな小さな体験が、お子さんの「楽しみ」を育てることもあります。
不安な日があっても、気持ちが追いつかない日があっても大丈夫です。そんな日は、準備を少しお休みして、親子でゆっくり過ごす時間を大切にしてください。
「なぜ就学相談を受けるのか」「どんな場面で悩みやすいのか」を詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。

小学校という新しい場所への一歩が、お子さんにとっても、保護者の方にとっても、安心できるものになりますように。
アイキャッチ画像:Photo by cottonbro studio on Pexels



コメント