相模原市の就学相談とは?令和8年度の案内でわかること
こんにちは!おやまどの鈴木です。
「通常の学級でやっていけるかな」「特別支援学級や特別支援学校という選択肢もあるみたいだけれど、いつ、どこに連絡すればいいの?」年長さんの1年間が近づいてくると、相模原市の就学相談が気になって、そんな不安がふくらんでくる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、相模原市教育委員会が出している公式の案内で確認できたことを、順番にまとめました。申込の時期、締切、流れ、窓口まで、まずは全体像をつかんでみましょう。
この記事は、次の2つの公式ページ・資料にもとづいています。年度ごとに案内が更新されますので、申込の前には最新の内容もあわせてご覧ください。
相模原市の就学相談の対象と窓口

相模原市の就学相談の案内は、令和9年度に小学校へ入学する予定で、特別な支援を必要とするお子さんに向けて作られています。一人ひとりの特性に合わせた就学先を、保護者の方と一緒に考えていく、と説明されています。
案内には、特別支援学校や特別支援学級を希望している方は、就学相談に申し込んでください、とあります。また、医療的ケアを希望する場合も、就学相談の申込が必要と書かれています。医療的ケアとは、たんの吸引、経管栄養、導尿など、日常的に行われている医療行為のことです。
窓口は、相模原市教育委員会 支援教育課(市役所第2別館5階、中央区中央2-11-15)です。直通の電話番号は042-769-6134と案内されています。

就学相談って、申し込んだらもう「支援級」って決まっちゃうのかなぁ…。

それは心配しすぎわん。案内には「保護者の皆様とともに考えていきます」「保護者と相談を重ねながら決定していきます」と書いてあるわん。
相模原市の就学先の特色:3つの学びの場

相模原市の案内には、就学先の特色として、次の3つが紹介されています。
- 通常の学級:大きな集団で学び、一斉指導が中心。必要に応じて、保護者の送迎で週1回程度、通級指導教室(きこえとことばの教室・サポートルーム)を利用できる
- 特別支援学級:地域の学校に設置。知的、自閉症・情緒、肢体不自由、病弱、弱視、難聴の種別がある。少人数で、個別の指導計画にそって学習を進める。同じ学校内の通常の学級との交流もある
- 特別支援学校:より支援が必要なお子さんに、少人数で個々に合わせた指導を行う。知的、肢体不自由、病弱・虚弱、視覚、聴覚の部門がある。市内には県立の相模原支援学校・相模原中央支援学校・津久井支援学校がある
「どれがいい・悪い」ではなく、それぞれ学び方の特色が違う、という説明です。お子さんの今の様子や、これからの成長の見通しを考えながら、保護者の方と一緒に検討していく流れになっています。
通級指導教室という言葉は、はじめて聞く方も多いかもしれません。通常の学級に在籍しながら、特定の時間だけ、ことばや学習などの支援を受けられる教室のことです。
相模原市の就学相談の申込時期と締切:令和8年度の案内
相模原市の就学相談は、申込の締切が3つに分かれています。いつまでに何をすればいいのか、案内のとおりに整理します。
相模原市の就学相談は4月2日から受付、締切は3種類

令和8年度(令和9年度入学予定)の案内では、申込の受付開始日は4月2日(木)とされています。締切は、希望する内容によって次のように分かれています。
| 希望する内容 | 申込の締切(令和8年度の案内) |
|---|---|
| 医療的ケアを希望する方 | 5月29日(金) |
| 特別支援学校を検討している方 | 7月31日(金) |
| 上記以外の方(特別支援学級など) | 9月14日(月) |
このとおり、締切は年度の前半に集中しています。令和8年度の案内の締切は、すでに過ぎています。来年度に向けて調べている方は、受付開始が春、締切が夏から秋にかけてという時期感を、ひとつの目安にしてみてください。
すでに締切を過ぎている場合の相談については、案内には書かれていません。気になる方は、支援教育課に問い合わせてみてください。
相模原市の就学相談の申込のしかた

申込の方法は、案内に次のように書かれています。
- 案内に付いている二次元バーコードから、就学相談の説明動画を見る
- 動画のあとで、申込フォームから申し込む
- 支援教育課の窓口、または電話でも受け付けている
「相模原市 就学相談」で検索すると、市のホームページから、就学相談票や資料をダウンロードできると案内されています。また、支援教育課や各区の子育て支援センターの窓口でも配布されています。
パソコンやスマートフォンが苦手な方も、窓口や電話で申し込める、と書かれているのは心強いですね。
申込の前に説明動画を見る流れになっているのは、「そもそも就学相談とは何をするところか」を、先に知ってから申し込めるようにするためだと考えられます。動画は、申込を決めていない段階でも、情報を集めるために見てみる方法があります。
たとえば、夫婦で一緒に動画を見てから、気になった点をメモして申し込む、という進め方もあります。ご家族の中で、同じ情報を共有しておくと、あとの話し合いがスムーズになることもあります。
相模原市の就学相談は、申込前の電話相談もできる

案内には、「申し込みでお悩みの方は、申し込み前にも相談できます」という一文があります。支援教育課へ電話をして、「事前の電話相談を希望」と伝えます。
相談の時間は、平日(土日祝を除く)の9時から16時30分と案内されています。電話は支援教育課の直通で、042-769-6134です。
電話で聞いてみたいことの例としては、次のようなものが考えられます。
- 自分の場合は、就学相談を申し込む対象になるのか
- 申込の締切は、どの区分にあたるのか
- 面談までに、どんな準備をしておけばよいのか
- 通常の学級を考えている場合に使える仕組みはあるか
聞きたいことがまとまっていなくても、「何から聞けばいいかわからない」とそのまま伝えて大丈夫です。電話をするだけで、頭の中が少し整理されることもあります。

申し込む前に電話していいなんて、ほっとするなあ。なにを聞けばいいのか、まだわからないけど…。

それも含めて相談していいわん!「何から始めればいいかわからない」と伝えるだけでも大丈夫わん。
相模原市の就学相談の流れ:面談から就学先の決定まで
相模原市の案内には、就学相談の「主な流れ」が図で示されています。「お子さんの状況等により、流れが変わる場合もあります」という注意書きがありますので、あくまで目安として見てください。
相模原市の就学相談の面談で持っていくもの

申込のあとは、相談員との面談があります。案内によると、面談は青少年相談センター(中央区)で行われます。面談では「就学相談票」を事前に記入して、面談のときに持参すると書かれています。
面談では、「普段のお子さんの様子」を聞かれます。また、お子さんを連れてきていただく必要はありません、と明記されています。小さなお子さんを連れて外出するのが難しい日もあるので、これは安心できる情報かもしれません。
就学相談票は、市のホームページからダウンロードできます。園の先生や療育先の先生と相談しながら書く、という進め方もあるでしょう。書き方がわからないときは、窓口に聞いてみてください。
たとえば、就学相談票には、お子さんの好きなこと、得意なこと、困っていること、家庭で工夫していることなどを書く欄があると考えられます。書く前に、日常の場面をいくつか思い出してみると、書きやすくなります。
保護者の学校参観と、園での行動観察

面談のあとの流れとして、案内には次の2つが書かれています。
- 保護者による学校参観:お住まいの通学区域の小学校の特別支援学級や、特別支援学校を参観する(日程は就学担当が調整)
- 相談員による園への訪問等:在籍している施設で、就学相談員がお子さんの行動観察を行う。先生からも様子を聞き、資料を作成する
学校参観は、実際の雰囲気を知るチャンスです。教室の広さ、先生の人数、授業の進み方など、パンフレットではわからないことが見えてきます。
園での行動観察は、普段の園生活の中で行われます。お子さんが過ごす場所で様子を見てもらえるのは、緊張しやすいお子さんにとっても、ひとつの安心材料かもしれません。
学校参観のときは、次のような点を見てくると、あとで比べやすくなります。
- 教室の広さや、静かさ、にぎやかさ
- 先生とお子さんたちの距離感や、声のかけ方
- 授業の進み方や、休み時間の過ごし方
- 登下校の道のりや、トイレ・手洗い場の場所

見学って、なにを見たらいいのか、行ってから頭が真っ白になりそう…。

メモを持っていけば大丈夫わん。「ここは安心」「ここは聞いてみたい」を書くだけでも、あとで役に立つわん。
相模原市の教育支援委員会と、就学先の決定

保護者の意向確認のあと、教育支援委員会で、お子さんに適した就学先が判断されます。教育支援委員会とは、学校関係者・医師・学識経験者など、専門的な知識のある委員でつくる組織です。案内では「9月から」審議が行われる、とされています。
委員会の判断は、保護者に報告されます。その後、必要に応じて、支援教育課の職員などとの面談があり、そのうえで就学先(特別支援学校・特別支援学級・通常の学級)が決まる、という流れです。
就学先は、学校だけで決めるのではなく、保護者の意向確認と面談を重ねながら進められるしくみになっています。
案内の流れの中には、委員会の審議の前に「保護者の意向確認」の段階があります。教育支援委員会での審議に向けて、保護者が就学先についてどう考えているかを聞く、とされています。
「自分の考えがまとまっていない」という方も多いと思います。そのときは、迷っていることをそのまま話して大丈夫です。迷いや不安を含めて、お子さんのことを一緒に考えていく、という姿勢で案内が作られています。
相模原市の就学相談を申し込まない場合と、入学前の流れ
ここまでは、就学相談を申し込む場合の話でした。ここからは、申し込まない場合に使える仕組みと、入学前に届く通知などを見てみます。
相模原市の就学相談を申し込まない場合:就学移行支援

案内には、就学先を通常の学級と決めていて、就学相談に申し込まない方向けの仕組みとして、「学校へつなぐサポート(就学移行支援)」が紹介されています。小学校に入るときに、お子さんの様子を事前に小学校などと共有できる、という内容です。
お問い合わせ先は、陽光園(042-756-8435)と案内されています。就学相談を申し込むかどうか迷っている段階の方も、こうした仕組みがあることを知っておくと、選択肢が広がります。
たとえば、「通常の学級に通わせたいけれど、入学したあとの生活が少し心配」という場合に、小学校とお子さんの様子を共有する方法がある、と考えることもできます。仕組みの具体的な内容は、問い合わせ先に聞いてみてください。
相模原市の就学時健康診断と就学通知書(令和7年度の案内より)

相模原市のホームページ(令和7年12月更新)には、入学に向けた通常の手続きも載っています。令和7年度の案内では、次のとおりでした。
入学前の通常の手続き(令和7年度の案内より)
・就学時健康診断:10月上旬にお知らせが送られてくる。通知に書かれた会場で受ける
・入学説明会:各学校ごとに開催され、入学式のこと、準備する物、学用品費の集金方法などの説明がある
・就学通知書:12月中旬に郵送される。住所地にもとづいて、入学する学校が指定される
これらは令和7年度の案内なので、日程や内容は年度ごとに変わることがあります。ただ、「秋に健診のお知らせ、冬に就学通知書」という大まかな流れは、ひとつの目安になりそうです。
就学通知書や就学時健診について、くわしく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

また、神奈川県内の別の市の流れを知りたい方には、こちらの記事もあります。

まとめ:相模原市の就学相談を、安心して進めるために
相模原市の就学相談で、今日からできる準備

相模原市の就学相談について、公式の案内で確認できたことをお伝えしました。最後に、今日からできる小さな準備をまとめます。
今日からできる準備のヒント
・相模原市のホームページで、就学相談の案内と就学相談票を見てみる
・園での様子、家庭での様子、お子さんの好きなことをメモにしておく
・気になる小学校の見学や説明会の機会を調べておく
・迷ったら、支援教育課(042-769-6134)の事前の電話相談を使う
全部を一度にやる必要はありません。「まずは案内を読んでみた」というだけでも、立派な一歩です。
令和8年度の案内では、受付は4月2日から、締切は5月29日・7月31日・9月14日の3つでした。来年度の日程は、年度が変わってから、市のホームページで確認してみてください。
就学のことで、とくに不安が強い方は、こちらの記事も読んでみてください。

一人で抱え込まず、相模原市の就学相談を使ってみる

就学のことは、考えれば考えるほど、不安が増えてしまうものです。でも、相模原市の就学相談は、保護者と一緒に考えるために用意された仕組みです。一人で答えを出そうとしなくて大丈夫です。
お子さんの「よいところ」を伝えて、「心配なこと」も正直に話す。それだけでも、立派な準備になります。
ランドセルを背負ってみる、通学路を一緒に歩いてみる、小学校の校舎を外から眺めてみる。そんな小さな体験が、お子さんの「楽しみ」を育てることもあります。
気持ちが追いつかない日があっても大丈夫です。そんな日は、準備をお休みして、親子でゆっくり過ごす時間を大切にしてください。小学校という新しい場所への一歩が、お子さんにとっても、保護者の方にとっても、安心できるものになりますように。
アイキャッチ画像:Photo by Oliver Hung on Pexels



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