3歳児健診でひっかかる割合は?原因と指摘されたあとの流れを解説

保育園・幼稚園
おやまど 監修者バナー プレビュー

【この記事の信ぴょう性】

当ページの記事は、児童発達支援の現場経験を持つ鈴木日奈子(小学校教諭免許保有)が監修しています。

ネット検索で出てくる答えは、
「よその子の答え。」

自分の子の場合はどうなのか。それは、あなたにしか教えられません。おやまどは、その子に合った答えを毎日教えてくれる育児相談AIアプリです。ダウンロード不要。今すぐ3分で試せます。

「3歳児健診でひっかかってしまった…」「うちだけ?」「何が原因でひっかかったんだろう?」と不安になっていませんか?

結論から言うと、3歳児健診で何らかの指摘を受ける割合は約20〜30%、つまり4〜5人に1人と言われています。「ひっかかる」ことは決して珍しいことではありません。

この記事では、3歳児健診でひっかかる割合の実態と、ひっかかる原因の項目別の詳しい解説「要観察」「再検査」と言われたあとの流れ家庭でできる関わり方まで、ひとつの記事で整理します。数字と原因を知るだけで、不安の多くは和らぎます。

3歳児健診の目的とチェックされる項目とひっかかる割合は?

こんにちは!おやまどの鈴木です。

割合や原因の話に入る前に、まず「3歳児健診がどんな健診なのか」を簡単に押さえておきましょう。これを知っておくだけで、「ひっかかった」という言葉の受け止め方が変わります。

3歳児健診は、母子保健法に基づいて市町村が実施する「法定健診」です。対象は満3歳を超え、満4歳になる前の子どもで、原則無料で受けることができます。1歳6ヶ月健診に続く健診であり、小学校入学前の最後の公的な乳幼児健診に位置づけられています。

3歳は言葉・社会性・認知などが急速に発達する重要な時期です。この時期に子どもの心身の状態を総合的に確認し、必要なサポートに早くつなげることが3歳児健診の目的です。

3歳児健診の主な目的

・子どもの身体的な発育状況の確認
・言葉・社会性・認知など精神発達の確認
・疾病・発達の遅れの早期発見と早期支援
・視力・聴力の異常の早期発見
・保護者への育児相談・サポート提供

3歳児健診でチェックされる主な項目一覧

3歳児健診のチェック項目

健診の内容は自治体によって多少異なりますが、一般的に次のような項目がチェックされます。

検査・確認の種類主な内容
身体測定身長・体重・頭囲・胸囲の計測と成長曲線との照合
視力検査家庭での事前検査+会場でのランドルト環検査(左右別)
聴力検査家庭での事前チェック+会場での確認。滲出性中耳炎なども確認
言葉・コミュニケーション名前・年齢が言えるか、2〜3語文が話せるか、会話が成立するか
認知・知的発達大小・長短・色の理解、絵を見て名前が言えるかなど
運動発達走る・ジャンプ・片足立ちなどの粗大運動、手先の器用さ
社会性・生活習慣友達との関わり・ごっこ遊び・排泄の自立・食事の状況など
歯科検診虫歯・歯並び・ブラッシング習慣のチェック
尿検査腎臓・尿路の疾患スクリーニング

加えて、問診票への記入・保健師との面談で「こだわりが強い」「落ち着きがない」「特定のものへの強い執着」など行動面の聞き取りも行われます。これはASDやADHDなどの発達特性のスクリーニングも目的に含まれているためです。

3歳児健診でひっかかる割合。実は「4〜5人に1人」

3歳児健診の統計データ

3歳児健診でひっかかる(再検査・要観察・要フォローと判断される)割合は、地域や年度によって異なりますが、おおよそ20〜30%程度と言われています(参照:一般社団法人日本臨床心理士会「乳幼児健診における発達障害に関する市町村調査 報告書」)。同調査では約27%という数字も報告されており、4人に1人以上が何かしらの形でひっかかる計算になります。

3歳児健診のひっかかる割合まとめ

・何らかの指摘を受ける割合:約20〜30%(4〜5人に1人)
・そのうち精密健康診査が必要なケース:受診者全体の約5〜7%(2019年度実績:約7.3%)
・「もう少し様子を見ましょう」程度の軽度なケース:上記20〜30%の大半を占める

つまり、ひっかかった子どものほとんどは「念のため確認しましょう」レベルであり、実際に精密検査が必要なのはその一部です。「ひっかかった=重大な問題がある」ではないことを、まず知っておいてください。

また、3歳児健診は小学校入学前の最後の定期乳幼児健診です。そのため、見落としのないよう広めにスクリーニングする設計になっており、発達障害やグレーゾーンの子が10人に1人程度と言われているのに比べ、ひっかかる割合が高くなっています。ひっかかったことをきっかけに適切なサポートにつながることこそが、健診本来の目的なのです。

ほのママ
ほのママ

4〜5人に1人がひっかかるの!?そんなに多いなら少し気が楽になった…。でも、うちの子は何でひっかかったんだろう?

ここわん
ここわん

ひっかかる原因はいろいろあるわん!言葉・社会性・多動・視聴覚・発育……どの項目でひっかかったかによって、次のアクションも変わってくるわん!ここから原因別に詳しく見ていくわん!

― 読みながら、ちょっと立ち止まって ―

ここまで読んでも、「うちの子の場合は?」が残っていませんか。

一般論ではなく、あなたのお子さんに合わせた答えがもらえます。育児専門AIが、今のあなたの状況に寄り添ってお返事します。

うちの子のことを、相談してみる →

3歳児健診でひっかかる原因①〜⑤。項目別に詳しく解説

3歳児健診でひっかかる原因

「ひっかかった」といっても、原因はひとつではありません。また、ひっかかる理由はそれぞれで意味が異なります。3歳児健診でひっかかりやすい主な原因を、項目別に詳しく見ていきましょう。

原因①「言葉の遅れ」最も多い指摘項目

言葉の遅れと3歳児健診

3歳児健診でひっかかる原因として最も多いのが「言葉の発達」に関する指摘です。3歳頃には一般的に2〜3語文で話せるようになり、簡単な会話が成立するようになります。健診では会話のやりとりを通じて、言葉の量・理解力・表現力が確認されます。

「言葉の遅れ」で指摘されやすいサイン(3歳時点の目安)

✓ 2語文(「ママ、きて」など)がまだ話せない
✓ 単語の数が少ない・新しい言葉がなかなか増えない
✓ 自分の名前・年齢が言えない
✓ 簡単な問いかけに言葉で答えられない(うなずきや指差しのみ)
✓ 話しかけても反応が薄い・目が合いにくい

言葉の遅れには、単純な言葉の発達のゆっくりさ(個人差)の場合と、ASD(自閉スペクトラム症)などの発達特性が背景にある場合があります。どちらなのかは健診だけでは判断できないため、「要観察」や専門機関への相談を促されることがあります。

言葉の遅れと発達特性の関係

単純な言葉の遅れ:発音は不明瞭でも目が合う・指差しする・親の言葉の理解はある
ASD傾向が関係している場合:言葉だけでなく「やりとり・共感・指差し」にも難しさが見られることがある
難聴が背景にある場合:言葉だけでなく音への反応全体が薄い

3歳になっても言葉がなかなか出ない場合の目安や家庭でのサポートは、こちらの記事で詳しく解説しています。
3歳で言葉が出ないのは大丈夫?考えられる原因と親ができること

原因②「社会性・コミュニケーション」の発達への指摘

社会性と3歳児健診

3歳頃には、友達とのやりとりやごっこ遊び、ルールのある遊びができるようになってきます。健診では、保健師による観察・問診に加えて、健診会場での他の子どもとの関わり・親との分離の様子なども観察されます。

「社会性・コミュニケーション」で指摘されやすいサイン

✓ 目が合いにくい・人より物に興味が向きやすい
✓ 呼びかけへの反応が薄い・名前を呼ばれても振り向かない
✓ 特定のものへの強いこだわりがある
✓ 遊びの中でルールが理解できず一人で遊びがち
✓ 健診会場で極端に不安がる・泣き続けて場を離れられない
✓ 感情の切り替えが難しい(癇癪が激しい)

これらはASD(自閉スペクトラム症)の早期特性として見られやすいサインでもあります。ただし、3歳時点での環境の変化(弟妹の誕生・転居など)や、単純に健診という非日常の場での緊張からも同様の様子が出ることがあるため、一度の健診だけで判断されるわけではありません。

「ASDの特徴に当てはまるか家でも確認しておきたい」という方は、こちらのチェックリストも参考にしてください。
3歳の自閉症チェックリスト。家庭で確認できるサインと相談の目安

原因③「落ち着きがない・多動」への指摘

健診会場で「じっとしていられない」「走り回って止まらない」「検査中に飽きてしまう」といった様子が見られると、ADHD(注意欠如・多動症)の傾向として問診の中で確認されることがあります。

ただし、3歳の子どもは基本的にじっとしていることが難しい年齢です。健診会場という非日常な環境でいつも以上に動いてしまうことは自然なことでもあります。「3歳時点のみの観察でADHDと判断することは難しい」とされており、あくまでも「気になる点の確認」として捉えられます。

「単なる元気な子」と「気になる多動」の違い(一例)

・どんな場でも(食事中・読み聞かせ中・静かな場面でも)止まれない
・危険な場所にも構わず飛び出す・止めても聞けない
・落ち着けるときと場所がほぼ存在しない
・切り替えが極端に難しく毎回長時間の癇癪になる

原因④「視力・聴力」の異常への指摘

視力聴力検査と3歳健診

3歳児健診は、視力・聴力の異常を早期発見する重要な機会でもあります。視力は事前に家庭で一次検査を行い、0.5以上の視力が確認できなかった場合や、目に関するアンケートで気になる回答があった場合に、健診会場で二次検査が行われます。弱視は早期に発見・治療することで改善することがあり、本人が自覚しにくいからこそ健診での発見が重要です。

聴力も家庭での一次検査(ささやき声検査)とアンケートをもとに判断されます。特に「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」は1〜5歳の幼児に多く見られ、軽度の難聴によって言葉の発達にも影響することがあります。

項目指摘されやすいサイン主な原因
視力テレビや本に極端に近づく・目をよく細める・片目で見ているようだ弱視・乱視・斜視など
聴力呼んでも振り向かない・テレビの音が大きい・発音が不明瞭滲出性中耳炎・感音性難聴など

視力・聴力の問題は発達の問題ではなく身体的な問題として扱われます。早期に発見・治療することで多くは改善が見込めます。「言葉が遅い」と思っていたら難聴が原因だったというケースも少なくないため、聴力検査は特に重要です。

原因⑤「身体発育」体重・身長・運動発達の遅れへの指摘

3歳の体重身長の発育チェック

身長・体重が成長曲線から大きく外れている場合や、運動発達(走る・ジャンプ・片足立ち)に著しい遅れが見られる場合も、栄養指導や追加確認の対象となることがあります。

ただし、小さく生まれた子・早産の子・体格が小さい家系など、個人差の範囲内であることも多くあります。成長曲線から外れていても、「一定のペースで成長し続けているか」の継続的な確認が大切とされています。

原因と次のステップの早見表

項目主なひっかかりの理由次のステップ
言葉・発達名前が言えない・二語文なし・会話困難経過観察/発達相談/言語療法
社会性視線が合わない・強いこだわり発達相談/発達外来
多動・行動面じっとしていられない・癇癪が激しい経過観察/発達相談
視力0.5未満・目の気になる様子眼科での精密検査
聴力ささやき声に反応しない・言葉の遅れ耳鼻科での精密検査
発育成長曲線から大きく外れている小児科での経過観察

「3歳児健診ひっかかった=発達障害」ではない。緊張が原因のことも

ここまで原因を見てきましたが、大前提として知っておいてほしいことがあります。3歳児健診でひっかかっても、それは発達障害の確定診断ではありません。「要観察」「再検査」は「この時点で気になる点がある。より詳しく確認しましょう」という意味にすぎません。健診の場はあくまでスクリーニング(ふるい分け)の場であり、診断を下す場所ではないことを念頭においてください。

そして、ひっかかる原因のなかで意外と多いのが「当日の緊張・体調・機嫌の悪さ」です。普段はできていることでも、初めての場所・知らない大人の前では固まってしまう子は珍しくありません。実際に、健診で「名前が言えない・会話が成立しない」として再検査になっても、その後の経過観察で「問題なし」となるケースは多くあります。一日一時間の観察だけで子どもの全体像が決まるわけではありません。

「緊張が原因だった」と思われるケースのサイン

・家では名前・年齢・色などを答えられる
・初対面の人や初めての場所で固まりやすい傾向がある
・健診会場では親にべったり・無口だったが、帰宅後はいつも通りだった
・保育園・幼稚園では問題なく過ごせていると先生から言われている

こういった様子があるなら、健診当日に保健師へ「家ではこういうことができています」と積極的に伝えることが大切です。保健師や医師は当日の様子だけでなく、問診票の記入内容・保護者からの報告・会場での全体的な様子を合わせて総合的に判断します。

健診当日に「正直に伝えること」が大切な理由

「嫌がって検査を全然できなかった」「ぐずって離れられなかった」という情報は、むしろ重要な観察データです。うまくできなかったことを隠さず伝えることで、保健師・医師がより正確に子どもの様子を把握できます。健診は「うまく見せる場」ではなく「ありのままの子どもを見せる場」です。

3歳児健診で「要観察」「再検査」と言われたあとの流れ

3歳児健診後の流れ

「ひっかかった」あとの流れは、指摘の内容によって異なります。慌てず、まず「どういう判断がされたのか」を理解することが大切です。代表的な3つのパターンを整理します。

パターン①:「要観察・様子を見ましょう」と言われた場合

経過観察と言われた親子

もっとも多いパターンです。明確な問題とは言い切れないが、もう少し成長の様子を見たいという意味であり、発達障害の確定診断ではありません。

要観察・様子見の場合にできること

✅ 保健師から「次にどう連絡するか」を確認しておく。数ヶ月後のフォローアップ健診の案内がある場合は必ず参加する
✅ 日常の様子を記録しておく(言葉が増えた・減った、遊びが広がっているか、こだわりの変化など)
✅ 気になることが続くなら、かかりつけ小児科や相談窓口へ早めに話す
✅ 自治体の親子教室・子育て相談を活用する

「様子を見て」と言われた期間は、何もしない期間ではありません。日常の関わりを意識しながら変化を見守り、気になることがあれば早めに動くことが大切です。

パターン②:「再検査・精密検査」を勧められた場合

視力・聴力・発育など、特定の項目でより詳しい検査が必要と判断されたケースです。この場合は、指示された医療機関(眼科・耳鼻科・小児科など)での精密検査を早めに受けましょう。

精密検査を受けた結果「問題なし」となることも多くあります。まずは検査を受けて、現状を正確に把握することが最優先です。

パターン③:「発達の遅れ・専門機関への相談を」と言われた場合

専門機関への相談の流れ

発達面で気になる点があり、専門的な相談や支援が必要と判断された場合です。「専門機関への受診を」と勧められても、「何か重大なことがある」と確定したわけではなく、「より詳しく専門家に見てもらいましょう」という意味です。指摘された内容によって、次のステップは以下のように分かれます。

指摘された内容主な次のステップ
言葉の遅れ・コミュニケーションの懸念小児科・言語聴覚士・発達支援センターへの相談
視力の異常が疑われる眼科での詳しい検査(弱視・斜視の精密検査)
聴力の異常が疑われる耳鼻科での精密聴力検査(滲出性中耳炎の確認など)
ASD・ADHD傾向の疑い小児科・発達外来・発達支援センターへの相談
発育(体重・身長)への懸念小児科での成長ホルモン等の精密検査

紹介された専門機関への相談を「急がなくていい」と後回しにしてしまうことが多いですが、早めに動くほど子どもへのサポートを早く始められます。「念のため確認してみる」という気軽さで動くことが大切です。早期に相談・支援につながることで、その子に合った関わり方が見つかり、成長を後押しできることがあります。「問題がある子のレッテルを貼られる」のではなく、「その子の育ちをより丁寧に支えるスタートを切れる」と捉えてみてください。

ほのママ
ほのママ

「発達外来に行ってみて」って言われて、すごく怖くなっちゃった。診断されたらどうしようって…

ここわん
ここわん

怖い気持ちはよくわかるわん。でも、発達外来は「何か悪いことが確定する場所」じゃなくて「この子に合った関わりを一緒に考えてもらえる場所」だわん。行って「問題なし」になることもよくあるわん!

3歳児健診でひっかかったあと、家庭でできる関わり方

「様子を見ましょう」と言われても何をすればいいかわからない——そんな方へ、今日から実践できることをまとめました。

「言葉の遅れ」を指摘されたら。言葉を育てる日常の関わり

言葉を育てる日常の関わり

絵本の読み聞かせを毎日短時間でも続ける
・子どもが何かしたとき、「あ、バナナ!」と一緒に言葉を添える
・「〇〇したかったの?」と気持ちを言語化して代弁してあげる
・テレビ・スマホより実際の「ものを見ながらの会話」を増やす
・ゆっくり聞いて子どもの言葉を待つ(急かさない)
・言葉が出にくくても「言おうとすること」を笑顔で受け止める

発達特性(ASD・ADHD)の疑いと言われたら。まず知っておくこと

発達特性の疑いと言われたときに知っておきたいこと

✓ 「疑い」=「確定」ではない
✓ 3歳時点での診断は難しく、専門家でも時間をかけて判断する
✓ ASDやADHDは「治る/治らない」ではなく「その子に合ったサポートを見つけること」が大切
✓ 早期に相談・支援につながることで、子どもの自己肯定感が守られる
✓ グレーゾーン(診断がつかない)でも支援は受けられる
✓ 「療育」は特別なことではなく「遊びを通じた発達のサポート」

利用できる相談窓口。どこに行けばいいかわからないときの整理

相談窓口特徴・向いているケース
かかりつけ小児科まず気になることを話す最初の窓口。専門機関への紹介もしてもらえる
自治体の保健センター健診後のフォローアップ・育児相談が無料で受けられる
発達障害者支援センター各都道府県に設置。発達に関する相談・情報提供が無料で受けられる
児童発達支援センター未就学児の発達支援(療育)が受けられる
言語聴覚士(ST)言葉の遅れに特化した専門家。保健センター・病院・療育施設で相談可能
児童精神科・小児神経科ASD・ADHDなどの診断・専門的な評価が必要な場合

「どこに行けばいいかわからない」という場合は、まずかかりつけの小児科に相談するのが一番シンプルな入り口です。そこから適切な機関を紹介してもらえます。

3歳児健診の「ひっかかる」に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 健診で名前が言えなかっただけでひっかかりますか?

名前が言えなかったという一点だけで、即「要精密検査」となることは基本的にありません。保健師は当日の全体的な様子・問診票・保護者からの聞き取りを合わせて総合的に判断します。緊張や場所見知りで言えなくなる子は多いため、「家では名前も年齢も言えています」と必ず伝えましょう。ただし、言葉のやりとり全体に気になる点がある場合は「要観察」となることがあります。詳しくはこちらの記事で解説しています。
3歳児健診で名前が言えないとどうなる?緊張で話せない子への対応

Q2. 再検査・フォローアップには絶対に行くべきですか?

はい、行くことを強くおすすめします。再検査は「問題の確定」ではなく「現状を正確に把握する機会」です。結果「問題なし」となることも多くありますし、もし何か見つかった場合も、早く分かるほど早くサポートを始められます。特に視力・聴力は本人が自覚しにくく、放置すると言葉の発達などに影響することがあるため、後回しにしないことが大切です。

Q3. 健診ではひっかからなかったけれど、発達が心配な場合は?

健診で指摘されなくても、保護者として気になることがあれば相談して構いません。健診は短時間のスクリーニングであり、すべてを拾えるわけではないからです。自治体の保健センターやかかりつけ小児科は、健診結果に関係なく相談を受け付けています。まずは家庭でお子さんの発達を整理してみたい方は、こちらのチェックリストが役立ちます。
3歳の発達チェックリスト。言葉・運動・社会性の目安を項目別に確認

Q4. ひっかかったことを保育園・幼稚園に伝えるべきですか?

伝えることをおすすめします。園での集団生活の様子は、家庭や健診会場では見えない貴重な情報です。担任の先生に「健診でこういう指摘があったのですが、園ではどうですか?」と聞くことで、より正確に子どもの状態を把握できます。「園では問題なく過ごせている」という情報は、その後の経過観察でも重要な判断材料になります。

Q5. 「要観察」と言われました。発達障害ということですか?

いいえ、違います。「要観察」は「この時点で気になる点があるので、もう少し成長の様子を見ましょう」という意味であり、診断ではありません。健診はスクリーニングの場であり、診断を下す場所ではないからです。実際、ひっかかる割合(約20〜30%)に対して精密健康診査が必要となるのは受診者全体の5〜7%程度であり、指摘を受けた子の多くは「念のための確認」レベルです。経過観察の中で「問題なし」となるケースも多くあります。

まとめ。3歳児健診にひっかかる割合は4〜5人に1人。不安より行動を

3歳児健診でひっかかることは、4〜5人に1人が経験します。ひっかかったこと自体が問題ではなく、そのあとどう動くかが大切です。それは「子どもの成長をより丁寧に見ていくための入り口」であり、あなたの育て方が悪かったことでも、子どもに問題があることの確定でもありません。

この記事のまとめ

✓ ひっかかる割合は約20〜30%(4〜5人に1人)
✓ そのうち精密検査が必要なのは受診者全体の5〜7%程度
✓ 主な原因は言葉・社会性・多動・視力聴力・発育の5つ
✓ 当日の緊張が原因のことも多い。「家でできていること」は必ず伝える
✓ 「要観察」は確定診断ではない。様子を見ながら必要なら相談へ
✓ 「様子を見る」期間も、絵本・言葉かけなど家庭でできる関わりがある
✓ 発達面で指摘された場合は、早めに相談窓口につながることが子どもの助けになる

「なんでうちの子だけ…」と感じている方へ。あなたのお子さんだけではありません。健診をきっかけに、子どもの発育・発達について専門家と一緒に考えるチャンスとして、前向きに活かしてみてください。気になることがあれば、ひとりで抱え込まず誰かに話してみることも大切です。

ほのママ
ほのママ

4〜5人に1人ってわかっただけで、ちょっと気が楽になった。原因も整理できたし、発達の相談も怖がらずに行ってみようかな。

ここわん
ここわん

その一歩がすごく大事だわん!もし「どこに相談すればいいかわからない」ってなったら、おやまどのLINEにも気軽に話しかけてほしいわん!

調べる育児から、
聞ける育児へ。

記事だけでは解けなかったモヤモヤ、育児専門AIに話してみませんか。
あなたとお子さんに合わせた答えが、きっと見つかります。

うちの子のことを、相談してみる →

コメント

タイトルとURLをコピーしました