新潟市の就学相談とは?発達や行動が心配なときの入り口
こんにちは!おやまどの鈴木です。
「ことばが遅いかも」「集団だと落ち着かないことがある」。小学校の入学が近づくと、そんな心配が頭から離れなくなる保護者の方もいると思います。新潟市にお住まいなら、新潟市の就学相談という入り口があります。
この記事では、新潟市教育委員会の案内をもとに、就学相談会の時期、申込のしかた、就学時健診や就学支援委員会までの流れを整理しました。案内は、令和9年4月に小学校へ入学するお子さんの保護者向けのものです。年度で変わることもあるため、最新の情報は新潟市の公式ページでご確認ください。
新潟市の就学相談会は、春と夏に各区で開かれる

新潟市教育委員会の案内によると、就学相談会は各区で春と夏に開催されます。対象は、令和9年度に小学校へ入学するお子さんの保護者です。内容は、発達や行動、ことば・きこえなどにかかわる就学相談とされています。
案内の冒頭には、「入学に際し、発達や行動、ことば・きこえなど心配なことはございませんか?」という問いかけが書かれています。つまり、はっきりした診断や困りごとがなくても、心配な気持ちがあれば参加してよい相談会だと受け取れます。
春季の相談会は5月中旬、夏季は7月下旬と案内されています。この記事を読んでいる時期によっては、今年度分の日程がすでに過ぎている方もいるかもしれません。その場合も、個別相談が5月から11月まで受け付けられているため、窓口に問い合わせてみる方法があります。
来年度の入学を考える方にとっては、「いつ頃から動き出すとよいか」の目安にもなります。春に申込が始まり、5月から相談会が開かれ、秋に就学時健診と就学支援委員会、年が明けて1月に入学校のお知らせ、という一年の流れです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 春季相談会(5月中旬) | 入学までの日程や、特別支援学級・特別支援学校など学びの場について、説明や情報提供を行う |
| 夏季相談会(7月下旬) | 春季と同じ内容の説明・相談 |
| 個別相談(5月~11月) | 心配なことや不明な点について、状況に合わせた個別の相談 |
出典:新潟市教育委員会「就学相談会(春季・夏季)のご案内」(令和9年度小学校入学予定児の保護者向け)https://www.city.niigata.lg.jp/kosodate/gakko/sho_chu_school/tokubetu/2025soudannkai.files/R8annai.pdf
相談会に参加すると、何が決まるの?

相談会では、入学までの日程や、特別支援学級・特別支援学校といった学びの場について、説明や情報提供が行われます。心配なことや、わからないことを相談する場でもあります。
ここで、お子さんの学びの場がその場で決まるわけではありません。案内の流れを見ると、相談会のあとに学校見学や個別相談があり、必要に応じて就学支援委員会に進む、という順序になっています。まずは情報を集める場所、と考えるとわかりやすいです。
よくある例として、「友だちと同じようにできているか気になる」「先生の指示が聞き取りにくそう」「着替えや身の回りの準備に時間がかかる」といった心配があります。こうした心配は、入学前の相談でことばにしてみると、少し整理されることがあります。
「相談したら、特別な学級に決められてしまうのでは」と心配される方もいます。そんなときは、相談は一緒に考えるためのもので、保護者の気持ちを聞いたうえで進められるものだと知っておくと、気持ちが少し楽になるかもしれません。
たとえば、年長の夏までは「まだ時間がある」と思っていたのに、秋になって急に焦りが出てくる、ということもあります。そんなときは、相談会で配られる資料や、学びの場の説明を読み返してみると、気持ちが落ち着く方もいます。
相談の場では、お子さんの好きなことや得意なことも、あわせて話してみてください。困りごとだけでなく、うまくいっている場面を伝えられると、お子さんの全体像が伝わりやすくなると言われています。

相談会って、行ったらもう進路が決まっちゃうものだと思ってた…。わたし、てっきりそうなのかなって。

それは違うわん。案内では、説明や情報提供、それから相談の場と書かれているわん。見学や個別相談を重ねながら、少しずつ考えていく流れだわん。
就学前の不安な気持ちの整え方は、こちらの記事でもまとめています。

新潟市の就学相談の申込方法。e-NIIGATAの使い方と窓口
申込はオンライン申請システム(e-NIIGATA)で

新潟市の就学相談会の申込は、今年度から新潟市オンライン申請システム「e-NIIGATA」による申込に変わったと案内されています。手順は、案内に次のように書かれています。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ①利用者登録 | はじめてe-NIIGATAを使う方は、新規の利用者登録が必要 |
| ②入力フォームの申請 | 案内の別紙一覧表で、4月9日(木)午前8時30分以降に、お住まいの区の申込用二次元コードから申込(開始前はフォームが表示されない) |
| ③予約完了の確認 | 登録したメールアドレスに予約完了メールが届く。削除せずに保管する |
日付は、令和9年度入学予定児向けの案内に載っていたものです。来年度の入学を考える方は、同じ時期に新しい案内が出るかどうかを、市のページで確認するとよいと思います。
オンライン申請に慣れていない方は、申込の日に慌てないように、前もって利用者登録だけ済ませておく方法があります。案内にも、はじめて利用する方は登録が必要と書かれているため、申込開始の前に済ませておくと安心です。
パソコンやスマートフォンの操作に不安があるときは、各区の教育支援センターなどの窓口に、申込の方法を電話で聞いてみることもできます。わからないまま悩むより、聞いてしまったほうが早いこともあります。
申込のあとは、予約完了メールで日時や会場を確認し、カレンダーに入れておきましょう。お子さんを連れて行くのか、保護者だけで行くのかなど、当日の過ごし方は、メールや案内の内容にしたがって決めると安心です。
なお、春季と夏季の相談会は、区ごとに実施日や会場が違います。案内には「別紙一覧表でご確認ください」とあるので、お住まいの区の欄を見てくださいね。

オンライン申請って、ちょっとドキドキするの…。メールが届かなかったらどうしよう、って考えちゃう。えへへ…

予約完了メールが届いたら、削除せずに保管するよう案内に書かれているわん。登録するメールアドレスは、ふだんよく見るものにしておくと安心だわん。
相談の窓口は、各区の教育支援センターと特別支援教育課

案内に載っている就学相談の窓口は、大きく2つです。ひとつは、お住まいの区にある各区教育支援センターで、区内の学校の情報や、区に住んでいる方の就学相談に対応しています。電話番号は、案内の別紙一覧表に載っています。
もうひとつは、教育委員会の特別支援教育課です。電話は025-226-3267と案内されています。市内全体の就学相談や、院内学級・特別支援学校の情報に対応しているとのことです。
どちらに電話すればよいか迷うときは、まず区の教育支援センターへ問い合わせる方法があります。区内の学校の情報や、区にお住まいの方の就学相談に対応していると案内されているためです。市全体にかかわる質問や、院内学級・特別支援学校の情報が知りたいときは、特別支援教育課が窓口になります。
| 窓口 | 主な相談内容 |
|---|---|
| 各区教育支援センター | 区にお住まいの方の就学相談、区内の学校情報(電話は別紙一覧表) |
| 教育委員会 特別支援教育課(025-226-3267) | 市内全体の就学相談、院内学級・特別支援学校の情報 |
新潟市の就学相談から入学まで。就学時健診と就学支援委員会の流れ
就学時健診は10月から11月。相談のタイミングに注意

案内によると、就学時健康診断は10月から11月に行われます。法令に基づく健康診断で、住民票に基づく学区の小学校が会場です。健康診断、学習適応検査、校内教育相談などを行うとされています。
そして、案内でとくに目を引くのが、「学びの場の選択及び準備については、時間がかかる場合が多いため、就学時健康診断前の相談をお勧めしています」という一文です。就学時健診のあとの相談は、入学後の支援・配慮についてが中心になると書かれています。
つまり、学びの場について悩んでいる場合は、時期を早めに考えておくほうが、気持ちの余裕が生まれやすいということです。令和9年度の入学を考える方は、いまが10月から11月の健診の時期にあたります。個別相談は5月から11月まで受け付けていると案内されているため、窓口に問い合わせてみる方法があります。
就学時健診では、視力や聴力などの検査、学習適応検査などが行われると案内されています。ふだんと違う場所で、知らない大人と話す機会でもあります。環境の変化が苦手なお子さんには、前日までに「どこに行って、何をして、いつ帰るか」を短い言葉で伝えておく方法があります。
たとえば、絵や写真を使って一日の流れを見せたり、「終わったらおやつにしようね」と見通しを添えたりするだけで、安心しやすくなるお子さんもいます。もちろん、お子さんによって合う方法は違うので、様子を見ながら試してみてください。
健診の当日は、待ち時間が思ったより長くなることもあります。お気に入りの絵本やシール帳など、静かに過ごせるものを持っていけるかどうかは、お知らせの案内で確かめてみてください。
時期を整理するチェックポイント
・春季・夏季の相談会:すでに終わっていても、個別相談は11月まで
・就学時健診:10月~11月(住民票上の学区の小学校)
・就学支援委員会:申請は10月初め、開催は11月ごろ
・入学する学校のお知らせ:1月
就学支援委員会は、特別支援学級・学校を希望する場合

特別支援学校や特別支援学級の利用を希望する場合は、就学支援委員会の判断が必要と案内されています。就学支援委員会とは、医師や心理などの専門の方から、適切な学びの場についてアドバイスを受ける場です。案内では、申請は10月初め、開催は11月とされています。
アドバイスにもとづいて、就学相談を行います。そして、就学相談の結果をもとに、お子さんが入学する学校が教育委員会から知らされます。案内では、そのお知らせは1月とされています。
就学支援委員会と聞くと、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。ただ、案内を読むかぎり、専門の方からアドバイスを受ける場として説明されています。保護者が一人で悩みを抱え込まないための、しくみのひとつと受け取ってよさそうです。
なお、特別支援学級や特別支援学校を希望しない場合でも、入学後の支援や配慮について相談したいことがあれば、就学時健診のあとにも相談できると案内されています。入学前の相談と、入学後の相談は、つながっていると考えてよさそうです。
就学先の決定にあたっては、学校の見学がすすめられています。見学したい学校に連絡し、日程を調整する流れです。実際の教室の雰囲気、先生の声かけ、休み時間の様子などを見ておくと、入学後のイメージがつかみやすくなると言われています。
見学のときは、教室の広さや明るさ、廊下の音、トイレの場所、給食や休み時間の過ごし方など、お子さんの苦手に関わりそうな点を、メモしながら見ておくとあとで比べやすくなります。見学で気づいたことは、そのまま次の個別相談で質問できます。
見学のあとは、お子さんと「どうだった?」と軽く話してみるのもひとつの方法です。うまく言葉にできなくても、表情や反応から、好きだった場所や苦手そうだった場所が見えてくることがあります。

え、そうだったの〜?見学って、自分から連絡して行くんだ!わたし、てっきり学校から案内が来るのかと思ってた…

案内には、見学を希望する学校に連絡して日程を調整する、と書かれているわん。早めに動くと、日程の選択肢が広がるわん。
就学のスケジュール全体は、こちらの記事でも整理しています。

まとめ:新潟市の就学相談を、お子さんのペースで活用しよう
今のうちにできる、小さな3つの準備

どれも、今日から始められます。全部そろえなくても、メモが1行あるだけで、窓口で話しやすくなります。
就学の準備は、特別なことを用意するというより、お子さんが安心して毎日を過ごせる土台を整えることだと言われています。朝の支度、持ち物の準備、あいさつや返事など、ふだんの生活の中で「できた」を積み重ねる時間も、立派な準備です。
もうひとつ付け加えるなら、ご家族のなかで「入学についてどう感じているか」を話す時間をつくってみるのもおすすめです。パートナーや祖父母と、不安や期待を共有しておくと、相談の場でも気持ちを伝えやすくなります。
就学時健診の日のことで不安がある方は、こちらの記事も参考になります。

迷いながらでも、一歩ずつ進めば大丈夫

新潟市の就学相談は、答えを急ぐ場所というより、迷う気持ちを一緒に整理できる入り口です。情報を集めて、見学をして、話し合う。その積み重ねが、お子さんに合う春を迎える土台になると言われています。
春になって入学式を迎えたあとも、新しい環境に慣れるまでは、お子さんにとっても保護者にとってもエネルギーを使う時期です。入学前に集めた情報や、見学で見た景色が、その助けになることもあります。
焦らず、比べすぎず、お子さんの「今」に目を向けながら、使える窓口をうまく使っていきましょう。
「うちの子だけが特別なのでは」と感じる日もあるかもしれません。でも、入学前に相談を利用する保護者の方は、少なくありません。一人で抱え込まなくて大丈夫です。

なんだか、できることが見えてきたかも。えへへ、まずはメモを書いてみるね!

その調子だわん。大丈夫、一緒に考えるわん。
アイキャッチ画像:Photo by Glen Zi 加侖子 on Pexels



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