ブランコが苦手な子。理由と遊び方の工夫を解説

ブランコが苦手な子。理由と遊び方の工夫を解説 保育園・幼稚園
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【この記事の信ぴょう性】

当ページの記事は、児童発達支援の現場経験を持つ鈴木日奈子(小学校教諭免許保有)が監修しています。

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ブランコが苦手な子の気持ちと、つまずきやすい理由

こんにちは!おやまどの鈴木です。

ブランコが苦手な子が感じている、ゆれる怖さ

公園の黄色いブランコのアップ
Photo by Landiva Weber on Pexels

公園に着くなり、ほかの子は一直線にブランコへ。でも、うちの子はブランコの前で立ち止まってしまう。「乗ってみる?」と聞いても、首を横にふる。ブランコが苦手な子を前に、どう声をかけたらいいのか迷う保護者の方は多いのではないでしょうか。

この記事では、ブランコが苦手な子がつまずきやすい理由と、家庭や公園でできる工夫を、やさしい言葉で整理していきます。「うちの子だけ?」と感じたときのヒントになればうれしいです。

ブランコは、足が地面から離れて、体が前後にゆれる遊びです。この「ゆれ」と「浮く感じ」を楽しいと感じる子もいれば、不安に感じる子もいます。どちらも、その子の自然な感じ方のひとつだと言われています。

ブランコが苦手な子が感じやすいことを、いくつか見てみましょう。

ひとつ目は、足が地面から離れる不安です。いつもは足の裏で地面を感じて安心している子にとって、足が宙に浮く感覚は、思った以上に心細いものです。

ふたつ目は、ゆれの大きさとスピードです。ブランコは前に進むときと後ろに戻るとき、体の感じ方が変わります。「落ちるかもしれない」という感覚が強いと、体がこわばってしまいます。

みっつ目は、自分の意思で止められない感じです。大人に押してもらうと、どこまで高くなるのか、いつ止まるのかが分からず、不安が大きくなることがあります。

ほのママ
ほのママ

ブランコ、楽しいと思うんだけど…。うちの子は、見てるだけでも固まっちゃうの。

ここわん
ここわん

ゆれの感じ方は、子どもによって大きく違うんだわん。**楽しい子もいれば、こわい子もいる**のは、自然なことだわん。

たとえば、赤ちゃんのころにゆらゆら抱っこが好きだった子でも、成長して自分で動く体験になると、感じ方が変わることがあります。年齢や経験によって、感じ方は少しずつ変わっていくとも言われています。

「小さいころは平気だったのに」と戸惑うこともあるかもしれません。でも、それは成長の途中によくある変化のひとつです。

保護者の方が「自分も子どものころ苦手だった」と感じることもあるかもしれません。親子で感じ方が似ているということもあり、気持ちを分かち合うきっかけになります。

ブランコが苦手な子に多い、体のバランスと力の入れ方

静かな公園に並ぶ黄色と赤のブランコ
Photo by Doğan Alpaslan Demir on Pexels

ブランコに乗るには、体のバランスをとり続ける力が必要です。座っているだけのようで、実は体は細かく調整を続けています。

ゆれに合わせて体を傾けたり、鎖をにぎる手に力を入れたりすることは、慣れていないと疲れやすい動きです。「ゆれる感覚」を体が処理する力は、個人差が大きいと言われています。

たとえば、前庭覚(ぜんていかく)という、体の傾きやゆれを感じ取る感覚があります。むずかしい言葉ですが、「体がどっちに傾いているかを知らせてくれるセンサー」のようなものです。この感覚の感じ方が敏感な子は、ゆれを強く感じやすいことがあるようです。

ブランコが苦手なのは、気持ちの問題だけでなく、体の感じ方の違いが関わっていることもあります。「がんばれば平気になる」と考えず、その子の感じ方に合わせて進めるのが安心です。

ほかにも、鎖をしっかりにぎる力や、座ったまま姿勢を保つ力が育っている途中、という場合もあります。まだ体が慣れていないだけ、という見方もできます。

体のバランスを育てるには、日常の中の小さな遊びがヒントになります。片足立ちごっこ、平均台がわりの歩き遊び、バランスクッションなど、家にあるものでも試せます。

得意・不得意は、練習量だけでは決まらないとも言われています。その子の感じ方を大切に、焦らず見ていきたいですね。

ブランコが苦手な子の「どうなるか分からない」ことへの不安

誰もいない公園に下がる空のブランコ
Photo by Suki Lee on Pexels

はじめての遊具や場所は、子どもにとって未知の世界です。ブランコは見た目がシンプルでも、乗ってみないと感覚が分からない遊びです。

「どれくらいゆれるのか」「どこまで高くなるのか」が想像できないと、不安が膨らんでしまいます。予想がつかないことに慎重な子は、安心できる条件がそろうまで、なかなか乗れないことがあります。

また、ほかの子が高くこいでいる姿を見て、「自分もあのくらいできないといけないのかな」と感じてしまう子もいます。比べる気持ちが、苦手意識を強めることもあるようです。

「みんな乗ってるよ」「こわくないよ」という言葉は、善意でも、子どもの気持ちを置き去りにしてしまうことがあります。「こわいんだね」と受けとめることが、安心の出発点だと言われています。

はじめて乗る前に、ほかの人が乗っているところをしばらく見るだけでも、イメージがつかみやすくなります。「あんなふうにゆれるんだ」「あの子は笑っているね」と、実況してあげるのもおすすめです。

絵本や動画で、ブランコの場面を一緒に見ておくのも、予想を立てやすくする方法のひとつです。

はじめての場所では、ブランコの高さやゆれ幅を、目で確かめる時間も大切です。ゆっくり観察して、「ここなら大丈夫そう」と思えるまで、そっと待ってあげてください。

ブランコが苦手な子が、とくに困りやすい場面

公園で、ブランコが苦手な子が友だちに誘われたとき

公園のブランコの鎖のアップ
Photo by Suki Lee on Pexels

公園で友だちから「いっしょにブランコしよう」と誘われる場面は、ブランコが苦手な子にとって悩ましい瞬間です。断りたいけれど、仲間はずれになりたくない、という気持ちがぶつかります。

この場面で、子どもが「うん」と答えてしまい、あとで後悔することもあります。逆に、強い口調で「やだ!」と言ってしまい、気まずくなることもあります。断り方を知らないことで困る子もいます。

断る・別の遊びにするときの声かけ例

・「いまはすべり台がいいな」と、自分のやりたい遊びを伝える
・「見てるね」と、見るだけの参加を選ぶ
・「あとでね」と、いったん時間をおく
・保護者が「ちょっとあっちも見てみようか」と流れを変える

ほのママ
ほのママ

お友だちに誘われたときって、親はどうしたらいいのか迷っちゃうの…。

ここわん
ここわん

子どもが断れるように、**断る言葉を前もって一緒に考えておく**のもひとつの方法だわん。

たとえば、赤ちゃんのころにゆらゆら抱っこが好きだった子でも、成長して自分で動く体験になると、感じ方が変わることがあります。年齢や経験によって、感じ方は少しずつ変わっていくとも言われています。

「小さいころは平気だったのに」と戸惑うこともあるかもしれません。でも、それは成長の途中によくある変化のひとつです。

保護者の方が「自分も子どものころ苦手だった」と感じることもあるかもしれません。親子で感じ方が似ているということもあり、気持ちを分かち合うきっかけになります。

ブランコの順番待ちで、ブランコが苦手な子が気をつかうとき

落ち葉のなかに立つ空のブランコ
Photo by K on Pexels

人気の遊具では、順番待ちが発生します。ブランコの前で待っている間、「早くして」という目線を感じたり、自分の番が来たときに「乗らない」と言いにくかったりすることがあります。

特に苦手な子は、自分の番が来る前から緊張してしまいます。順番を飛ばしてもらったり、乗らずに交代したりすることを、悪いことのように感じてしまう子もいます。

そんなときは、保護者が横にいて、「今日は見てるね」と一緒に待つ方法もあります。乗らなくてもいいという安心があるだけで、気持ちが軽くなる子もいます。

「乗らない」という選択も、大切な意思表示です。選べる状況があると、子どもは「次は乗ってみようかな」と思える日が来ることもあります。

体のバランスを育てるには、日常の中の小さな遊びがヒントになります。片足立ちごっこ、平均台がわりの歩き遊び、バランスクッションなど、家にあるものでも試せます。

得意・不得意は、練習量だけでは決まらないとも言われています。その子の感じ方を大切に、焦らず見ていきたいですね。

ブランコに乗れず、ブランコが苦手な子が公園に行きたがらなくなるとき

木々に囲まれた静かな公園の遊び場
Photo by Ayşegül Aytören on Pexels

ブランコが苦手なことが気になって、公園そのものを避けるようになる子もいます。「どうせまた誘われるから」と、行く前から気持ちが重くなるのです。

保護者としては、公園で遊んでほしい気持ちがあるかもしれません。でも、公園=いやなところにならないよう、「公園でやりたいこと」を子どもと一緒に探してみてください。

ブランコは公園遊びのほんの一部です。砂場、すべり台、ボール遊び、虫探しなど、楽しめる遊びがほかにもたくさんあることを思い出すと、気持ちが少し楽になります。

はじめて乗る前に、ほかの人が乗っているところをしばらく見るだけでも、イメージがつかみやすくなります。「あんなふうにゆれるんだ」「あの子は笑っているね」と、実況してあげるのもおすすめです。

絵本や動画で、ブランコの場面を一緒に見ておくのも、予想を立てやすくする方法のひとつです。

はじめての場所では、ブランコの高さやゆれ幅を、目で確かめる時間も大切です。ゆっくり観察して、「ここなら大丈夫そう」と思えるまで、そっと待ってあげてください。

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ブランコが苦手な子に、家庭や公園でできる工夫

ブランコが苦手な子と、ゆれのない遊びから慣れていく

夕暮れの秋の公園の遊び場
Photo by Stefan Maritz on Pexels

ブランコに慣れるには、いきなりブランコに乗らなくても大丈夫です。まずは、ゆれる感覚を安全に体験できる遊びから始める方法があります。

遊び慣れたい感覚
親のひざの上での「いないいないばあ」抱っこでの小さなゆれ
クッションの上でのゴロゴロ体が傾く感覚
ハンモックやシーツのゆりかごゆったりしたゆれ
バランスボールに座る不安定な場所での姿勢
低い遊具に座って足を地面につける座った姿勢での安心感

どれも足を地面につけたまま、もしくは大人に支えられた状態でできるものです。ゆれが小さい段階から少しずつ慣れていくと、体が「大丈夫だ」と覚えていきます。

ほのママ
ほのママ

ゆれの練習って、ブランコじゃなくてもできるんだね。ちょっと意外かも。

ここわん
ここわん

そうだわん。**安心できる形から少しずつ**広げていくのが、ポイントだわん。

跳び箱が苦手な子。理由と練習の工夫を解説
跳び箱が苦手な子に悩む保護者の方へ。高さへのこわさや体の使い方、みんなに見られる不安など、跳び箱が苦手な理由と、家庭で遊びながら試せる練習や声かけの工夫をやさしくまとめました。小さな一歩を大切にするヒントに。先生との共有にも触れています。

たとえば、赤ちゃんのころにゆらゆら抱っこが好きだった子でも、成長して自分で動く体験になると、感じ方が変わることがあります。年齢や経験によって、感じ方は少しずつ変わっていくとも言われています。

「小さいころは平気だったのに」と戸惑うこともあるかもしれません。でも、それは成長の途中によくある変化のひとつです。

保護者の方が「自分も子どものころ苦手だった」と感じることもあるかもしれません。親子で感じ方が似ているということもあり、気持ちを分かち合うきっかけになります。

ブランコの乗り方を、ステップに分けて試していく

秋の落ち葉の中のカラフルな遊具
Photo by Lana Kravchenko on Pexels

ブランコに乗るときは、小さなステップに分けて進めると、子どもの負担が少なくなります。

ブランコに慣れるステップ例

・ブランコの横に立って、揺れる様子を見る
・座るだけ(足は地面につけたまま、動かさない)
・大人が前から、ほんの少しだけ前後に動かす
・足をつけたまま、自分でゆらゆらしてみる
・ゆっくり、小さなゆれで押してもらう
・ゆれの大きさを、子どもが「もっと」と言えるように決める

「やめて」と言ったらすぐ止めることが、いちばん大切です。止めてもらえる安心があると、次の挑戦につながりやすくなります。

ステップの途中で嫌がったら、ひとつ前に戻って大丈夫です。無理に進める必要はありません。

逆上がりができない子。理由と練習のコツを解説
逆上がりができない子どもの気持ちや理由、ご家庭でできる関わり方を整理しました。鉄棒に慣れる遊びや小さなステップの練習など、お子さんのペースで進めるコツを、逆上がりができなくて悩む小学生の保護者の方へ、やさしい言葉でていねいに解説します。

体のバランスを育てるには、日常の中の小さな遊びがヒントになります。片足立ちごっこ、平均台がわりの歩き遊び、バランスクッションなど、家にあるものでも試せます。

得意・不得意は、練習量だけでは決まらないとも言われています。その子の感じ方を大切に、焦らず見ていきたいですね。

ブランコが苦手な子の「やってみたい」を、ゆっくり待つ

公園にぽつんと立つブランコ
Photo by Kristian Thomas on Pexels

苦手なことは、「やってみたい」と思うタイミングが来るまで、待つのもひとつの方法です。大人が先に結果を求めすぎると、子どもは焦ってしまいます。

たとえば、ほかの子がブランコで楽しそうにしているのを、じっと見ている時期があります。これは、子どもなりに観察して、準備している時間だと言われています。

「見ている時間」も、立派な挑戦の一部です。見ているうちに、「やってみようかな」という気持ちが育っていくことがあります。

もし子どもが「乗りたい」と言ったら、そのときがチャンスです。「いいね、やってみよう」とさらりと応じるくらいの軽さが、ちょうどよいと言われています。

ほのママ
ほのママ

待つのって、親のほうが焦っちゃうけど…。大事なことなんだね!

ここわん
ここわん

そうだわん。子どもの**「やってみたい」の芽**を、そっと見守るのも、大切な関わり方だわん。

鉄棒が苦手な子。理由と練習の工夫を解説
鉄棒が苦手な子にお悩みの保護者の方へ。高さや逆さまのこわさ、握る力や体幹など苦手になる理由と、ぶら下がりから進める練習、予告と見通しと選択の声かけ、先生への伝え方まで、学校や公園の遊具で役立つ家庭の工夫を、ひとつずつていねいに解説します。

はじめて乗る前に、ほかの人が乗っているところをしばらく見るだけでも、イメージがつかみやすくなります。「あんなふうにゆれるんだ」「あの子は笑っているね」と、実況してあげるのもおすすめです。

絵本や動画で、ブランコの場面を一緒に見ておくのも、予想を立てやすくする方法のひとつです。

はじめての場所では、ブランコの高さやゆれ幅を、目で確かめる時間も大切です。ゆっくり観察して、「ここなら大丈夫そう」と思えるまで、そっと待ってあげてください。

まとめ:ブランコが苦手な子と、ゆっくり進めるために

ブランコが苦手な子の気持ちと工夫を、あらためて整理する

落ち葉の小道を歩く親子の手
Photo by Nikita Nikitin on Pexels

ここまで、ブランコが苦手な子の気持ちと、つまずきやすい場面、家庭や公園でできる工夫を見てきました。

ブランコが苦手な理由は、足が浮く不安、ゆれの感じ方、先が読めない不安など、子どもによってさまざまです。「こわがり」ではなく、「感じ方がちがう」と考えると、関わり方が見えやすくなります。

ブランコが苦手な子への関わりの要点:①こわい気持ちをまず受けとめる/②ゆれのない遊びから、少しずつ慣れる/③「乗らない」という選択も認める/④「やってみたい」の芽をゆっくり待つ

たとえば、赤ちゃんのころにゆらゆら抱っこが好きだった子でも、成長して自分で動く体験になると、感じ方が変わることがあります。年齢や経験によって、感じ方は少しずつ変わっていくとも言われています。

「小さいころは平気だったのに」と戸惑うこともあるかもしれません。でも、それは成長の途中によくある変化のひとつです。

保護者の方が「自分も子どものころ苦手だった」と感じることもあるかもしれません。親子で感じ方が似ているということもあり、気持ちを分かち合うきっかけになります。

一人で抱え込まず、ブランコが苦手な子と一緒に進んでいく

晴れた日に手をつないで歩く親子
Photo by Atlantic Ambience on Pexels

公園でほかの子が楽しそうに遊ぶ姿を見ると、つい比べてしまう気持ちになるかもしれません。でも、苦手なことがあるのは、その子の個性のひとつでもあります。

できる日もあれば、できない日もあります。小さな一歩を、ゆるやかに積み重ねていけたら十分です。同じ悩みを持つ保護者の方は、たくさんいます。

ほのママ
ほのママ

うちの子だけじゃないんだね。気持ちが軽くなったかも。

ここわん
ここわん

焦らなくて大丈夫だわん。一緒に、一歩ずつ進んでいくわん。

ブランコをめぐる時間が、親子にとってほっとするものになりますように。この記事が、そのヒントになればうれしいです。

体のバランスを育てるには、日常の中の小さな遊びがヒントになります。片足立ちごっこ、平均台がわりの歩き遊び、バランスクッションなど、家にあるものでも試せます。

得意・不得意は、練習量だけでは決まらないとも言われています。その子の感じ方を大切に、焦らず見ていきたいですね。

アイキャッチ画像:Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels

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