「またお迎えコール…今月これで何回目だろう」
「保育園に預けたら仕事に復帰できると思ってたのに、全然仕事に行けない…」
保育園に入園してから、次から次へと熱を出すわが子。園から着信があるたびに、心臓がキュッと縮む思いをしている方も多いのではないでしょうか。
職場に「すみません、また休みます」と伝えるたびに、申し訳なさと情けなさで押しつぶされそうになる。同僚の視線が気になって、電話を切ったあとにひとりため息をつく。そんな毎日が続くと、「私、この先ちゃんと働き続けられるのかな…」と、涙が出そうになることもありますよね。
復職前は「仕事も育児も両立させるぞ」と意気込んでいたのに、ふたを開けてみれば有給休暇はあっという間に消化され、上司の顔色をうかがう毎日。理想と現実のギャップに、心がすり減ってしまう方も少なくありません。
SNSを開けば、同じ保育園に通うほかの家庭が楽しそうに過ごしている投稿ばかりが目に入り、「どうしてうちだけ」と比べてしまうこともあるかもしれません。ですが、外からは見えないだけで、実は多くの家庭が同じように悩みながらこの時期を過ごしています。
これは、いわゆる「保育園の洗礼」と呼ばれるもので、多くのご家庭が通る道です。
この記事では、保育園の洗礼がなぜ起こるのか、いつまで続くのか、そして仕事に行けない苦しい時期をどう乗り切ればいいのかを、やさしく解説していきます。
読み終わるころには、「もう少しだけ頑張ってみよう」と、少し前向きな気持ちになれているはずですよ。

今月もう3回目のお迎えコール…職場の人にどんな顔して謝ればいいのか、もうわからない…

その申し訳なさ、痛いほどわかるわん…でも、これはほとんどのママが通る道なんだわん。今日は「いつまで続くのか」を一緒に見ていくわん!
保育園の洗礼はいつまで続く?仕事行けない期間の目安

まず、いちばん知りたい「いつまで続くのか」についてお伝えします。
結論から言うと、個人差は大きいものの、多くの場合は入園から半年〜1年ほどで落ち着いてくると言われています。
「そんなに長いの…」と気が遠くなってしまうかもしれませんが、ずっとこの頻度が続くわけではありません。入園直後がいちばん頻度が高く、そこから少しずつ、確実に間隔が空いていくのが一般的な経過です。
なぜ保育園に入ると熱を出しやすくなるのか
保育園に入ると熱を出しやすくなるのは、決して珍しいことではなく、はっきりとした理由があります。
それまで家庭という限られた環境で過ごしてきた子どもが、集団生活の中で一気にたくさんの人と接するようになるため、初めて出会うウイルスや菌の数がぐっと増えるからです。
一つの感染症にかかるたびに、子どもの体の中には少しずつ「抗体」という記憶が蓄積されていきます。つまり、今つらい発熱の一つひとつが、確実に免疫力を育てている過程でもあるんです。
大人になってから風邪をひきにくくなった経験がある方も多いと思いますが、それは子どものころにたくさんの感染症を経験してきたからこそ。目の前でつらそうにしているわが子の姿は、未来の丈夫な体をコツコツと作っている最中の姿でもあるのです。
特に0歳〜1歳台で入園する場合は、まだ母親からもらった免疫(移行抗体)が少しずつ切れていく時期とも重なります。生まれつき備わっていた抵抗力が薄れていくタイミングと、集団生活が始まるタイミングが重なることで、体調を崩しやすい状態になりやすいのです。
洗礼の期間には大きな個人差がある
「半年〜1年」というのはあくまで目安で、実際には子どもによって差がとても大きいです。
入園から2〜3ヶ月ほどで落ち着く子もいれば、1歳台で入園した場合、2歳を過ぎるころまで発熱が続くこともあります。兄姉が保育園や学校に通っている場合は、上の子からもらう感染症も加わるため、洗礼が長引きやすい傾向もあります。
また、入園する季節によっても違いがあります。感染症が流行しやすい秋から冬にかけて入園した場合は、はじめの数ヶ月に発熱が集中しやすく、逆に春や初夏に入園した場合は、比較的落ち着いたスタートを切れることもあります。
大切なのは、「うちの子はまだ落ち着かない」と焦りすぎないこと。周りのお子さんと比べる必要はまったくありません。

え、そうだったの〜?わたし、てっきり「うちの子だけ体が弱いのかな」って落ち込んでたわ…

体が弱いんじゃなくて「経験してるウイルスの数」の問題なんだわん!今つらい分だけ、着実に強くなってるわん!
2歳・3歳を過ぎると落ち着いてくる傾向
多くのご家庭の実感として、2歳を過ぎたあたりから少しずつ発熱の頻度が減っていくという声がよく聞かれます。
免疫の記憶が積み重なってくることに加え、体格や体力そのものが成長することも、感染症にかかりにくくなる一因です。3歳を過ぎるころには、以前ほど頻繁にお迎えコールが鳴ることも少なくなってきた、という声を多く耳にします。
「今がいちばんつらい時期」と考えると、少し先の見通しが立てやすくなるかもしれません。トンネルには必ず出口があります。
保育園の洗礼で仕事に行けないときの気持ちとの向き合い方

「いつまで」の見通しがわかっても、今この瞬間のつらさがなくなるわけではありませんよね。
ここでは、仕事に行けない苦しさとどう向き合っていけばいいかを、一緒に考えていきましょう。
職場に申し訳ないと感じるのは当たり前の感情
何度も休みを取ることで、職場に迷惑をかけているのではないかと、罪悪感でいっぱいになることもあると思います。
その気持ちは、責任感のある証拠でもあります。決して「ダメな社会人」なわけではありません。多くの先輩ママ・パパたちも、まったく同じ道を通ってきています。今あなたの周りにいる、涼しい顔で働いている先輩社員も、かつては同じように何度も頭を下げてきたはずです。
自分を責める気持ちが強くなりすぎたときは、「これは誰のせいでもない、通る道なんだ」と、心の中でそっと自分に言葉をかけてあげてください。
もし休むことを伝えるのがつらいと感じるなら、事務的な連絡だけでなく、復帰したときに「休ませていただきありがとうございました」と一言添えるだけでも、周囲との関係が少しやわらぐことがあります。無理に明るく振る舞う必要はありませんが、感謝の気持ちを伝えることは、自分自身の気持ちを軽くすることにもつながります。
完璧な母親・完璧な社員でいようとしなくていい
「仕事も家庭も完璧にこなさなきゃ」という思いが、自分自身を苦しめてしまうことがあります。
この時期は特に、60点で十分という気持ちで過ごすことが、心の余裕につながります。家事の手を抜いても、仕事で完璧な成果を出せなくても、それは今だけのこと。
お惣菜を買う日があってもいい、部屋が多少散らかっていてもいい。今いちばん大切にすべきは、発熱を繰り返す子どもと、それを支えるあなた自身の心と体です。「今は非常事態」と割り切って、優先順位をぐっと絞ってみましょう。

最近、夕飯もお惣菜ばっかりで…なんだかダメな母親な気がしてきちゃって…

ダメなんかじゃないわん!むしろ、看病しながらご飯まで用意してるだけで100点満点だわん!今は手を抜いていい時期なんだわん!
パートナーと家事・育児の分担を見直す
お迎えコールへの対応や看病を、どちらか一方だけが背負ってしまうと、心も体も限界を迎えてしまいます。
この時期だからこそ、パートナーと「どちらが休むか」「どう分担するか」について、あらためて話し合っておくことが大切です。「今週はあなた、来週は私」というように、あらかじめルールを決めておくと、いざというときの負担も分散できます。
お互いの職場の状況や有給の残日数も共有しておくと、いざというときにスムーズに調整しやすくなります。一人で抱え込まず、頼れる人には頼る。それは決して甘えではなく、この時期を乗り切るための大切な工夫です。
保育園の洗礼はいつまでなの?仕事行けないときに頼れる制度とサービス

気持ちの持ち方だけでなく、実際に使える制度やサービスを知っておくことも、この時期を乗り切る大きな支えになります。
「知らなかった」ということがないように、ここでしっかり確認しておきましょう。
病児保育・病後児保育を活用する
「病児保育」は、病気の子どもを一時的に預かってくれる施設やサービスです。
小児科に併設されている施設や、保育園に併設されている施設など、地域によってさまざまな形態があります。まずは、お住まいの自治体のホームページや窓口で、近くの病児保育施設を調べておくことをおすすめします。
病児保育を利用する前の準備
✓ 自治体のホームページで近隣施設を確認する
✓ 事前登録が必要な施設が多いので早めに済ませる
✓ 当日予約制のところが多いので流れを確認しておく
✓ 民間のベビーシッター型病児保育も選択肢に入れる
✓ 定員があるため朝一番の予約が必要な施設もある
いざというときに慌てないよう、体調が落ち着いている今のうちに、登録だけでも済ませておくと安心です。実際に熱が出てから調べ始めると、朝の慌ただしい時間にさらに焦ってしまうことになりかねません。
看護休暇や職場の制度を確認する
会社員の場合、子の看護休暇という制度を利用できることがあります。
小学校就学前の子どもがいる場合、年5日(子どもが2人以上の場合は年10日)まで、時間単位でも取得できる休暇です。有給休暇とは別枠で取得できる制度なので、まだ利用したことがない方は、一度就業規則や人事担当者に確認してみてください。
そのほか、時差出勤やテレワークなど、会社独自の制度が用意されている場合もあります。「聞きにくいな」と感じるかもしれませんが、使える制度を知らずに我慢してしまうほうがもったいないので、一度確認してみることをおすすめします。
上司や同僚に事前に「保育園に通い始めたばかりで、しばらく発熱が続くかもしれません」とひとこと伝えておくだけでも、いざというときの理解を得やすくなることがあります。

看護休暇なんて制度、名前しか知らなかったわ…有給と別で使えるなら、来週人事に聞いてみようかな!

その調子だわん!知ってるだけで気持ちがぐっと楽になる制度、いっぱいあるわん!
親族やファミリーサポートなど周囲の力を借りる
実家が近い場合は、祖父母に協力をお願いできないか相談してみるのも一つの方法です。
近くに頼れる親族がいない場合は、自治体の「ファミリー・サポート・センター」を利用するという方法もあります。地域の会員同士で、子どもの預かりなどを助け合う制度で、比較的リーズナブルな料金で利用できることが多いです。
民間のベビーシッターサービスの中にも、病児対応をしている事業者があります。費用はかかりますが、「いざというときの最終手段」として登録だけでもしておくと、心の余裕につながります。
また、職場の同僚や同じ保育園に通うママ友との間で、「困ったときはお互いさま」の関係を作っておくのもおすすめです。ちょっとした買い物や送り迎えを助け合えるだけでも、いざというときの安心感がまったく違ってきます。
一人ですべてを背負い込む必要はありません。使える手はできるだけ増やしておくことが、この時期を乗り切るコツです。
保育園の洗礼はいつまで続くか。仕事行けない時期のまとめ

保育園の洗礼は、多くの場合入園から半年〜1年ほどで落ち着いていくと言われています。
個人差はありますが、今つらい発熱の一つひとつが、お子さんの免疫力を確実に育てている証拠でもあります。
今はつらくても、この時期はずっとは続きません。少しずつ、確実にお子さんの体は強くなっていきます。
そして、仕事に行けない自分を責めなくて大丈夫です。使える制度は遠慮なく使い、頼れる人にはどんどん頼って、この時期を乗り切っていきましょう。がんばりすぎず、時には周りに甘えながら、あなたのペースで進んでいってくださいね。
今日も子育てと仕事の両方をがんばっているあなたを、心から応援しています。

ずっとは続かないんだって思えたら、なんだか少し頑張れそう。使える制度、ちゃんと調べてみるね!

その気持ちがあれば大丈夫だわん!一緒にこの時期を乗り切っていくわん!



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