千葉市の就学相談とは?まず知っておきたい全体像
こんにちは!おやまどの鈴木です。
「来年の春から小学生。うちの子、学校の集団の中でやっていけるのかな」。年長さんの秋は、そんな不安がふくらみやすい時期です。「千葉市の就学相談って、どこに、いつ連絡するの?」「もう時期をすぎてしまったかも…」と、気持ちが焦っている方もいるかもしれません。
この記事では、千葉市の公式ページと資料に書かれていることを、順番にまとめました。窓口、対象、就学説明会、申込の方法、就学時健診から入学通知書までの流れまで、全体像をいっしょに見ていきましょう。
この記事は、千葉市「令和8年度 特別な支援が必要な子どもの就学説明会(5月)について」のページと、そこに掲載されている「令和8年度 特別な支援が必要な子どもの就学相談の流れ」、「通常学級をお考えの方へ」資料、就学説明会Q&A(千葉市教育委員会 養護教育センター)をもとに書いています。日付は「令和8年度の案内では」という形でご紹介します。年度が変わると内容が変わることもあるので、申し込む前に最新のページもあわせて見てみてください。
千葉市の就学相談は、養護教育センターが窓口

千葉市の就学相談と就学説明会を担当しているのは、教育委員会事務局 学校教育部の養護教育センターです。住所は千葉市美浜区高浜3-2-3。公式ページに載っている電話番号は043-277-0101です。
千葉市に住んでいる方は、ここに連絡すれば、就学に関する心配ごとを、まとめて受け止めてもらえます。メールアドレスも、公式ページに載っています。
ここで少し、言葉の説明をします。「就学相談」というのは、障害や発達のことで心配があるお子さんが、どんな場所で学ぶのがよいかを、保護者と教育委員会がいっしょに考えるための相談のことです。「就学説明会」は、その前に、制度の全体像と流れを説明してくれる場です。
千葉市の場合、この2つがセットになっています。まず説明会、あるいは説明会の資料を読んでもらって、そのうえで「個別に相談したいことがある」と感じたら、個別の就学相談を申し込む、という順番です。
たとえば、「集団の中での活動が心配」「着替えやトイレが気がかり」「通常の学級と特別支援学級、どちらが合うのか決めきれない」など、悩みの中身は、ご家庭ごとにちがいます。千葉市の就学相談は、その悩みを、学校生活という具体的な場面に置きかえて、いっしょに整理していく場所だといえます。
千葉市の就学相談の対象は、年長児の保護者

就学説明会は、令和8年度に年長のお子さんの保護者が対象で、日常生活や学習活動で特別な支援や配慮が必要なお子さんを想定している、と書かれています。
「就学相談の流れ」の資料には、対象として次の4つが並んでいます。
| 対象(令和8年度の年長児) | 案内の言葉 |
|---|---|
| ① | 特別支援学校か特別支援学級で悩んでいる |
| ② | 特別支援学級を希望している |
| ③ | 特別支援学級か通常の学級かで悩んでいる |
| ④ | 就学にあたって心配なことがあるお子さんや診断があるお子さん(発達障害〈LD・ADHD・自閉スペクトラム症〉・知的障害・肢体不自由・病虚弱等) |
④にある「診断があるお子さん」とは別に、「就学にあたって心配なことがある」だけでも対象に入っています。診断があるかどうかにかかわらず、心配があるなら、相談の入口に立っていいという書き方です。
LDは、読む・書く・計算するなどが、ほかの力に比べて極端に苦手な状態のこと。ADHDは、不注意や落ち着きのなさが目立つ特性のこと。自閉スペクトラム症は、人との関わりやこだわりに特徴がある状態のことです。ここでは「そういう言葉が資料に出てくる」と知っておけば十分です。
千葉市の就学相談の入口、就学説明会(令和8年度は5月)

令和8年度の就学説明会は、5月11日(月)と12日(火)が千葉市教育会館、13日(水)がオンライン(Zoom)で開かれました。時間は10時から11時40分ごろ(オンラインは午前と午後の2回)で、事前申込が必要でした。
ただし、公式ページ(2026年6月2日更新)には、「今年度の就学説明会はすべて終了」と書かれています。この記事を読んでいる今は、すでに終わっている時期です。
でも、がっかりしなくて大丈夫です。説明会で使われた資料「令和8年度 特別な支援が必要な子どもの就学説明会資料」「Q&A」「通常学級をお考えの方へ」は、同じページからPDFで読むことができます。「説明会に出られなかった」「申し込み忘れた」という方も、資料を読んで、個別の就学相談を申し込める、とページに書かれています。

えっ、説明会、もう終わっちゃってるの?わたし、行きそびれてたわ…。

資料はホームページから読めるわん。説明会に出ていなくても、個別の就学相談は申し込めると書かれているわん。
千葉市の就学相談の申込方法と、来所までの流れ
千葉市の就学相談は、申込書を郵送。受付は5月14日から

個別の就学相談の申込は、「就学相談申込書1・2」に記入して、養護教育センターへ郵送します。令和8年度の案内では、郵送の受付開始は5月14日(木)でした。送付先は、〒261-0003 千葉市美浜区高浜3-2-3 千葉市養護教育センター 就学相談担当です。
申込書は、千葉市のページから印刷できます。記入用紙と記入例の2種類があるので、記入例を見ながら書くと迷いません。
「流れ」の資料によると、申込のあと、6月以降に、養護教育センターの担当者から確認の電話が入ります。そこで、相談日の日時などを決める流れです。
申込書は郵送、そのあとは電話。窓口にいきなり行く形ではないので、仕事や育児で忙しい方でも、自分のペースで準備できるのがよいところです。
申込書の記入では、「相談したいこと」を書く欄が、いちばん悩みやすいところかもしれません。完璧な文章でなくて大丈夫です。「集団活動が心配」「切り替えが苦手」など、ふだん感じていることを、短い言葉で書き出すだけでも、相談の入口になります。
千葉市の就学相談で持っていく、サポートシートと記録シート

来所の相談では、2種類のシートを持っていくと案内されています。
来所するときに持参するもの(令和8年度)
・【資料1】サポートシート(保護者が記入)
・【資料2】教育・保育施設記録シート(在籍している保育所・幼稚園などが記入)
サポートシートは、お子さんの様子や、家庭で困っていること、心配なことを、保護者が書くシートです。記録シートは、園での様子を、先生に書いてもらうシートです。園と家庭、どちらから見えるお子さんの姿もそろうので、相談がスムーズになるのが狙いです。
記録シートは、園の先生にお願いして書いてもらうものです。余裕を持って、早めに頼んでおくと安心です。たとえば、「就学相談を申し込んだので、記録シートを書いていただけますか」と、一言添えるだけで十分です。
そのうえで、相談では、就学先(通常の学級・特別支援学級・特別支援学校)について話し、学校に配慮してほしいことがあれば伝える、と「流れ」の資料に書かれています。「学校に伝えたいこと」も、相談の大事なテーマです。

記録シートって、園の先生に書いてもらうのね。お願いしにくいなあ…。

就学相談のために必要なシートだと伝えれば大丈夫わん。先生も、書き慣れているはずわん!
千葉市の就学相談から、就学時健診と入学通知までの流れ
千葉市の就学相談のあとにある、就学支援委員会(9〜11月)

「流れ」の資料には、月ごとの動きが書かれています。令和8年度の年長児の場合、ざっくりと次のようになっています。
| 時期 | 内容(令和8年度の案内) |
|---|---|
| 4月 | 就学説明会のお知らせ(ちば市政だより、養護教育センターのページ、ポスター) |
| 5月 | 就学説明会(5月11日・12日・13日)。個別の就学相談は郵送で申込 |
| 6月〜11月 | 個別の就学相談。希望者は学区の特別支援学級・特別支援学校を参観 |
| 9月〜11月 | 就学支援委員会(会議) |
| 11月 | 就学時健診。就学支援委員会の審議結果のお知らせ |
| 〜12月 | 就学先の決定 |
| 1月末〜2月ごろ | 入学通知書の送付/学校説明会 |
| 令和9年4月 | 入学 |
特別支援学級や特別支援学校への就学を希望する場合は、9月、10月、11月の「就学支援委員会」で、医師などの専門家の意見を聞きながら検討する、と書かれています。審議の結果は、教育委員会から保護者にお知らせがあります。
就学先の決定は、「本人・保護者の意向を最大限尊重しつつ、教育委員会が本人の障害の状態、教育的ニーズ、専門家の意見等を勘案し、総合的に判断し決定する」という書き方です。保護者の気持ちを、決定の中心に置く、という考え方が示されています。
千葉市の就学相談の途中にくる、就学時健診(11月ごろ)

就学時健診は、令和8年度の案内では11月ごろ、学区の小学校で受けます。千葉市の資料では、これを、通常の学級を考えている方にとって「学校に心配ごとを伝えるきっかけ」と位置づけています。
資料には、就学時健診のときに見ておくとよいことの例として、「保護者と離れることができるか」「集団行動はどうか」「見通しの立たない活動への参加状況はどうか」「発音の不明瞭さや吃音について、学校に相談する」といったことが書かれています。
「就学時健診以降は、学区の小学校に、入学後の心配なことを相談できる」とも書かれています。窓口は教頭先生です。お子さんの様子を見たうえで、気になったことは、遠慮なく学校に相談してよい、ということです。
就学時健診では、保護者と離れたときの様子や、集団の中でのふるまいが見えることがあります。「この場面は、うちの子には少しむずかしそうだった」と感じたら、それは学校に伝えられる大切な情報です。当日のようすをメモしておくと、あとで学校と話すときに役立ちます。
もちろん、うまくできなかったからといって、がっかりする必要はありません。初めての場所で、初めて会う人たちの中にいるのですから、緊張するのは自然なことです。
就学時健診のようすや、不安な気持ちへの声かけは、こちらの記事でも取り上げています。

千葉市の就学相談のゴール、入学通知書と学校説明会

就学先が決まると、1月末ごろに、教育委員会の学事課から入学通知書が送られます。千葉市立の小学校や第二特別支援学校に就学する場合は、はがきで届く、と就学説明会のQ&Aに書かれています。
私立や附属の小学校に就学する場合は、学事課(043-245-5927)への連絡が必要です。県立の特別支援学校に就学する場合は、県教育委員会から「特別支援学校への就学について」という通知が、3月上旬を目安に届きます。
入学通知書のあと、2月ごろに学校説明会があります。ここで、入学後の支援について、各学校と話し合う場があると書かれています。個別の教育支援計画を使う方は、この時期に学校へ引き継ぎます。
個別の教育支援計画というのは、幼稚園や保育所などで行われていた具体的な支援の内容や方法を、就学先の学校や子どもルームなどに引き継ぐための書類です。「得意なこと、好きなこと」「苦手なこと、個別の対応が必要なこと」「楽しく生活を送るための工夫やヒント」などを書く、と資料に書かれています。

通知が来るのが1月末なのね。それまで、ずっとドキドキしてなきゃいけないのかしら…。

通知が届くまでの間も、相談を重ねていくことができるわん。ひとりで待たなくて大丈夫わん。
まとめ:千葉市の就学相談で、通常学級を考える場合と放課後の過ごし方
千葉市の就学相談と、通常の学級を考える場合の準備

「通常の学級を考えているけれど、学校生活が心配」。そんな方向けの資料が「通常学級をお考えの方へ」です。ここには、1年後の姿を思い描いて、できることを増やすための準備が書かれています。
たとえば、「チャレンジの機会をつくる」「失敗してもよい雰囲気づくり」「保護者が手伝っていたことを、徐々に自分でやろうとする姿をサポートする」。例として、着替え、立って靴を脱ぎ履きする、持ち物の管理、挨拶、鼻のかみ方、トイレの作法、困ったことを伝える、道路の歩き方、雨の日に傘をさす、などが挙げられています。
すべてを完璧にこなす必要はありません。あくまで「例」として並んでいるものなので、ご家庭で無理なく取り組めそうなものから、ひとつ選ぶだけでも十分です。
また、就学前の施設で「個別の教育支援計画」を作成している場合は、保護者が依頼して、完成したものを2月後半から3月に受け取り、3月上旬ごろを目安に学校へ持っていく流れが書かれています。子どもルームやアフタースクールにも引き継げます。

一気に全部やらなくていいのね。靴の脱ぎ履きとか、ひとつずつなら、できそう!

小さな「できた」を積み重ねるのが大事わん。失敗してもいい雰囲気づくりも、案内に書かれているわん。
千葉市の就学相談の延長で考える、放課後の過ごし方

就学説明会のQ&Aには、「放課後の過ごし方は、どうすればいいの?」という質問が載っています。答えは、子どもルーム、アフタースクール、放課後等デイサービスなどが利用できるので、ご家庭の状況に合わせて考えるというものです。
| 利用先 | 案内にある内容 |
|---|---|
| 子どもルーム | 保護者が就労などで昼間家庭にいない小学生に、放課後の遊びと生活の場を提供。各区の保健福祉センター こども家庭課が窓口 |
| アフタースクール | 対象校の在籍児童のみ申込可。生涯学習振興課(電話 043-245-5957) |
| 放課後等デイサービス | 受給者証の取得や事業者との契約などの手続きがある。各区の保健福祉センター 高齢障害支援課が窓口 |
子どもルームやアフタースクールの募集記事は、10月の市政だよりに載ると書かれています。この記事を読んでいる今ごろが、まさに募集の時期です。就学相談と同時に、放課後の居場所も、そろそろ考えはじめる時期といえます。
登下校についても、Q&Aに目安があります。入学前に通学路を歩く練習をする、危険を避けるのがむずかしいときは何度も繰り返し練習する、送迎が必要な場合は学校と相談しておく、といった内容です。「焦らず、時間をかけて取り組みましょう」と書かれています。
千葉市の就学相談の問い合わせ先と、迷う気持ちの扱い方

| 窓口 | 内容 |
|---|---|
| 養護教育センター(就学相談・説明会) | 千葉市美浜区高浜3-2-3/電話 043-277-0101/メール yogokyoiku.EDS@city.chiba.lg.jp |
| 入学後の相談(養護教育センター) | 電話 043-277-1199(平日9時〜17時)。学校との連携や発達についての相談が可能 |
| 入学通知書(学事課) | 電話 043-245-5927 |
就学相談は、就学先を決めるための入口であると同時に、保護者の迷いを整理する場でもあります。「通常の学級か、特別支援学級か。決めきれない」というのは、とても自然な気持ちです。資料にも、「通常の学級か特別支援学級かで悩んでいる」方が、対象にそのまま書かれています。
決めるのは、焦らなくて大丈夫です。就学先は、本人と保護者の意向を最大限尊重しながら、決まっていきます。相談しながら、情報を集めて、少しずつ考えを整理していきましょう。
この記事のまとめ
・千葉市の就学相談の窓口は、養護教育センター(電話 043-277-0101)
・令和8年度の就学説明会は終了。資料はホームページで読めて、個別の就学相談は申込書を郵送して申し込む
・来所のときは、サポートシートと教育・保育施設記録シートを持参する
・9〜11月に就学支援委員会、11月ごろに就学時健診、1月末ごろに入学通知書が届く流れ
・放課後の居場所は、10月の市政だよりの募集記事も確認する
就学相談の不安な気持ちについては、こちらの記事も参考にしてください。

アイキャッチ画像:Photo by Yuri Yuhara on Pexels



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