意味のある言葉はいつから?二語文を喋る目安年齢を解説

子育てコラム
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「ママって言った気がするけど、これは意味のある言葉なの?」
「ワンワン、ブーブーは言うけど、二語文がまだ出ない」
「意味のある言葉や二語文って、いつから出るものなの?」

子どもの言葉の発達は、周りの子と比べやすいですよね。

同じ月齢の子が「ママ、だっこ」「ワンワン、いた」と話しているのを見ると、うちの子は遅いのかなと不安になる方も多いと思います。

先に結論をお伝えすると、意味のある言葉は1歳前後から1歳半ごろ、二語文は1歳半ごろから2歳ごろに出始める子が多いです。

ただし、言葉の発達にはかなり個人差があります。

大切なのは、「何歳で何語話せるか」だけを見ることではありません。

言葉の理解、指差し、身振り、まね、聞こえ、人とのやり取りなどを一緒に見ていくことが大切です。

この記事では、意味のある言葉はいつから出るのか、二語文はいつから始まるのか、どこからを意味のある言葉や二語文と数えるのか、出ないときの相談目安までわかりやすく解説します。

意味のある言葉と二語文はいつから?発達の目安

まずは、意味のある言葉と二語文がいつから出るのか、年齢の目安を整理しましょう。

ただし、これはあくまで目安です。

子どもによって、言葉が早く出る子もいれば、理解が先に伸びて発語があとから増える子もいます。

意味のある言葉はいつから?1歳前後からが目安

意味のある言葉とは、子どもが特定の人や物、出来事に対して、同じ音を繰り返し使う言葉のことです。

たとえば、ママを見て「ママ」、車を見て「ブーブー」、犬を見て「ワンワン」と言う場合は、意味のある言葉として考えられます。

一般的には、1歳前後から1歳半ごろに意味のある言葉が出始める子が多いです。

厚生労働省の乳幼児健診の項目でも、1歳6か月児健診では「ママ、ブーブーなど意味のあることばをいくつか話しますか」という確認があります。

つまり、1歳半ごろには、いくつか意味のある言葉が出ているかを一つの目安として見ます。

意味のある言葉の例
・ママ、パパ
・ワンワン
・ブーブー
・マンマ
・ねんね
・ないない
・あった
・ばいばい

発音が大人と同じでなくても大丈夫です。

たとえば、車を見て毎回「ぶー」と言う、犬を見て「わん」と言うなど、子どもなりに意味を持って使っているなら、意味のある言葉と考えられます。

ほのママ
ほのママ

えっ、完璧に「くるま」って言えなくてもいいの?うちの子、「ぶっぶ」しか言わないからノーカウントかと思ってたわ。

ここわん
ここわん

それはカウントしていい可能性が高いわん!毎回同じ物に同じ音を使っているなら、子どもなりの意味がある言葉だわん。

二語文はいつから?1歳半から2歳ごろ

二語文とは、意味のある言葉を2つ組み合わせた表現です。

たとえば、「ママ きた」「ワンワン いた」「ジュース ちょうだい」「パパ ねんね」などです。

二語文は、1歳半ごろから出始め、2歳前後に増えていく子が多いです。

CDCの2歳の発達目安でも、「More milk」のように2つ以上の言葉を組み合わせることが挙げられています。

ただし、1歳半になった瞬間に二語文が出ないと問題、という意味ではありません。

単語が増えて、言葉で伝える楽しさが出てくる中で、少しずつ二語文につながっていきます。

二語文の例
・ママ、だっこ
・パパ、きた
・ワンワン、いた
・マンマ、ちょうだい
・くつ、はく
・ブーブー、ない
・もっと、ジュース

二語文が出るには、単語を知っているだけでなく、物事の関係を言葉で表す力が必要です。

そのため、単語が10個、20個と増えてきたあとに、少しずつ言葉と言葉がつながっていくことが多いです。

意味のある言葉と二語文の数え方

「これは意味のある言葉なの?」「これは二語文に入るの?」と迷うこともありますよね。

まず、意味のある言葉は、子どもが特定の意味で使っているかがポイントです。

大人には少し聞き取りにくくても、毎回同じ場面で同じように使っているなら、意味のある言葉として見てよい場合があります。

一方で、ただの発声や、その場限りの音は、意味のある言葉とは数えにくいです。

意味のある言葉として見やすいもの

・犬を見るたびに「ワンワン」と言う
・車を見るたびに「ブーブー」と言う
・ごはんを見て「マンマ」と言う
・眠いときに「ねんね」と言う
・親を呼ぶときに「ママ」「パパ」を使う

二語文は、2つの言葉の間に意味の関係があることが大切です。

「ワンワン、ワンワン」のように同じ言葉を繰り返しているだけなら、通常は二語文とは数えません。

「ワンワン、いた」のように、名詞と動詞、名詞と要求、名詞と状態などがつながっていると二語文として見やすくなります。

二語文に入りにくい例
「ママ、ママ」「ワンワン、ワンワン」のような同じ言葉の繰り返しは、二語文とは別に考えます。ただし、言葉が増えている大事な途中経過ではあります。

ここで大切なのは、数え方にこだわりすぎないことです。

子どもが言葉で何かを伝えようとしているか、言葉を使う場面が増えているかを見ていきましょう。

意味のある言葉や二語文がいつからでるの?出ないときに見ること

意味のある言葉や二語文がなかなか出ないと、親としてはとても心配になります。

ただ、言葉の発達を見るときは、話せる言葉の数だけではなく、理解や身振りも一緒に見ます。

1歳半で意味のある言葉が出ない場合

1歳半で意味のある言葉が出ていない場合は、まず言葉の理解やコミュニケーションの様子を見ます。

たとえば、「ちょうだい」「おいで」「ポイして」などの簡単な言葉が伝わるかどうかです。

また、欲しい物を指差す、手を伸ばす、親の顔を見る、身振りで伝えるなどの行動があるかも大切です。

言葉がまだ出ていなくても、理解や指差し、まねが育っている場合は、発語があとから増えてくることもあります。

1歳半で確認したいこと

・名前を呼ぶと振り向くことがある
・簡単な言葉の指示が少し分かる
・欲しい物を指差す、手を伸ばす
・大人のまねをする
・親に見せたい物を持ってくる
・音や呼びかけへの反応がある
・表情や身振りで伝えようとする

反対に、言葉が出ないことに加えて、呼びかけへの反応が少ない、指差しがない、音への反応が弱い、やり取りが少ない場合は、早めに相談してよいサインです。

ほのママ
ほのママ

単語の数ばかり気にしてたけど、指差しとか「ちょうだい」が分かるかも大事なのね。知らなかった…。

ここわん
ここわん

そうだわん。言葉は「話す」だけじゃなくて、「分かる」「伝えようとする」土台も一緒に見るわん。

2歳で二語文が出ない場合

2歳ごろになると、「ママ だっこ」「ワンワン いた」などの二語文が出始める子が増えてきます。

ただし、2歳になった時点で二語文が出ていないからといって、すぐに発達障害と決まるわけではありません。

単語が増えている途中か、言葉の理解が育っているか、身振りや指差しで伝えようとしているかを見ます。

たとえば、単語はまだ少なくても、「くつ持ってきて」「パパに渡して」などの簡単な指示が分かる場合があります。

このような場合は、表に出る言葉よりも理解が先に育っている可能性があります。

2歳で見たいポイント
二語文が出ているかだけでなく、単語が少しずつ増えているか、簡単な指示が分かるか、指差しや身振りで伝えようとしているかを見ます。

一方で、2歳を過ぎても単語がほとんど出ない、理解も乏しい、呼びかけへの反応が少ない、やり取りが少ない場合は、早めに相談しましょう。

相談することで、家庭での関わり方や、聞こえの確認、必要な支援を整理できます。

3歳で二語文が出ない場合は相談を考える

3歳ごろになると、二語文だけでなく、三語文や簡単な会話が増えてくる時期です。

そのため、3歳で二語文が出ていない場合は、言葉の遅れとして相談を考える目安になります。

乳幼児健康診査の診察マニュアルでも、3歳で二語文が話せない場合は、言葉の遅れとして医療機関や療育機関への紹介が検討されるとされています。

ただし、ここでも「発達障害」と決めつける必要はありません。

原因には、聞こえの問題、言葉の理解の遅れ、発音や口の動き、発達特性、家庭や園での経験など、さまざまな要素が関係します。

3歳で二語文が出ないとき
家庭だけで様子見を続けるより、小児科、自治体の発達相談、言語聴覚士、療育機関などに相談して、言葉の理解や聞こえを含めて確認してもらいましょう。

早めに相談することは、診断名をつけるためだけではありません。

その子に合った伝え方、遊び方、声かけを見つけるための一歩です。

言葉の理解・指差し・聞こえも確認する

意味のある言葉や二語文がいつから出るかを見るとき、発語だけに注目しすぎると大事なサインを見落とすことがあります。

特に確認したいのは、言葉の理解、指差し、聞こえです。

言葉がまだ少なくても、親の言うことを理解している、欲しい物を指差す、身振りで伝える、まねをするなどがあれば、コミュニケーションの土台が育っている可能性があります。

反対に、音への反応が少ない場合は、発達だけでなく聞こえの問題も確認する必要があります。

発語以外に確認したいこと

・名前を呼ぶと反応するか
・音のする方を見るか
・簡単な言葉の指示が分かるか
・欲しい物を指差すか
・大人のまねをするか
・親に見せたい物を持ってくるか
・表情や身振りで伝えようとするか
・以前言えていた言葉が減っていないか

もし、言葉が出ないだけでなく、聞こえや理解、やり取りにも気になる点がある場合は、年齢を待たずに相談して大丈夫です。

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意味のある言葉から二語文につなげる関わり方

言葉を増やしたいと思うと、つい「言ってごらん」と練習させたくなりますよね。

でも、言葉はテストのように言わせるより、伝わった楽しい経験の中で増えやすくなります。

子どもの言葉に一語加えて返す

二語文につなげる関わり方としておすすめなのが、子どもの言葉に一語足して返す方法です。

子どもが「ワンワン」と言ったら、「ワンワン、いたね」と返します。

子どもが「マンマ」と言ったら、「マンマ、食べたいね」「マンマ、おいしいね」と広げます。

このように、子どもが今使っている意味のある言葉に、動作や気持ち、状態を少し足して返します。

一語足して返す例
子「ブーブー」→ 親「ブーブー、きたね」
子「ママ」→ 親「ママ、いるよ」
子「ない」→ 親「おもちゃ、ないね」
子「だっこ」→ 親「ママ、だっこね」

ポイントは、長く説明しすぎないことです。

子どもがまねしやすい短い言葉で返すと、二語文の形を自然に聞く機会になります。

ほのママ
ほのママ

なるほど!「言ってごらん」じゃなくて、子どもの言葉にちょっと足して返せばいいのね。これならできそう!

ここわん
ここわん

その調子だわん!言葉の練習というより、会話のキャッチボールを少し広げるイメージだわん。

言わせる練習より伝わる楽しさを増やす

意味のある言葉や二語文を増やしたいとき、何度も「言って」「もう一回」と求めると、子どもが話すことをプレッシャーに感じることがあります。

言葉は、伝えたら分かってもらえた、反応してもらえた、楽しかったという経験の中で育ちます。

たとえば、子どもが指差しでジュースを求めたら、「ジュース、ちょうだいだね」と言葉を添えて渡します。

まだ言えなくても、親が言葉にしてあげることで、子どもは「こう言えば伝わるんだ」と学びます。

おすすめの声かけ
「ジュース、ほしいね」
「くつ、はくよ」
「ボール、ころころ」
「パパ、きたね」
「もっと、やりたいね」

言えたかどうかより、伝えようとしたことを受け止めましょう。

その安心感が、次の言葉につながっていきます。

絵本や遊びの中で使える言葉を増やす

意味のある言葉や二語文は、机に向かって覚えるものではありません。

絵本、ままごと、積み木、外遊び、ごはん、お風呂など、毎日の生活の中で増えていきます。

絵本を読むときは、文章を全部読もうとしなくても大丈夫です。

子どもが見ている絵を指差して、「ワンワン、いたね」「りんご、あかいね」と短く言葉を添えます。

遊びの中でも、「ブロック、高い」「ボール、ぽーん」「くまさん、ねんね」など、二語文につながる表現を自然に聞かせられます。

生活の中で増やしやすい二語文

・お風呂、入る
・くつ、はく
・手、洗う
・ごはん、食べる
・電車、きた
・ボール、あった
・もっと、やる
・ママ、見て

子どもが好きな物や、毎日繰り返す行動の言葉は、定着しやすいです。

無理に新しい言葉を詰め込むより、子どもの興味に合わせて、使える言葉を増やしていきましょう。

意味ののあることばや二語文が出ないときの相談先と相談の目安

言葉の発達は個人差が大きいとはいえ、相談した方がよいサインもあります。

相談は、親が安心するためにも、子どもに合った関わり方を知るためにも役立ちます。

年齢を待たず相談したいサイン

「まだ様子見でいいのかな」と迷う方も多いと思います。

でも、次のような様子がある場合は、1歳半、2歳、3歳などの年齢を待たずに相談して大丈夫です。

早めに相談したいサイン
・言えていた言葉が減った
・名前を呼んでも反応が少ない
・音への反応が弱い、または極端に敏感
・指差しや身振りが少ない
・簡単な言葉の理解が少ない
・人への関心ややり取りが少ない
・癇癪が強く、伝わらないことで困っている
・親が強い不安を感じている

特に、以前言えていた言葉が減った場合は、早めに専門家へ相談してください。

また、聞こえに不安がある場合は、発達相談だけでなく耳鼻科での確認も大切です。

小児科・耳鼻科・発達相談の選び方

言葉の発達について相談するとき、どこに行けばいいか迷いますよね。

最初は、かかりつけの小児科、自治体の保健センター、乳幼児健診の相談窓口などで大丈夫です。

聞こえが気になる場合は耳鼻科、言葉の発達を詳しく見たい場合は言語聴覚士や発達相談につながることもあります。

相談先の目安

小児科:言葉全体や発達全体が気になる
耳鼻科:聞こえ、音への反応、発音が気になる
保健センター:健診後の相談や地域の支援を知りたい
発達相談:理解、指差し、やり取り、癇癪も気になる
言語聴覚士:言葉の評価や関わり方を詳しく知りたい

「相談したらすぐ診断されるのでは」と不安になる方もいますが、相談の目的は診断だけではありません。

その子に合った声かけや、家庭でできる工夫を知るためにも相談できます。

言葉の発達を記録して相談に活かす

相談するときは、普段の言葉や反応を記録しておくと伝えやすくなります。

診察や相談の場では、子どもが緊張して普段通りに話せないこともあります。

だからこそ、家庭でどんな言葉を使っているか、どんな場面で伝えようとするかを残しておくと役立ちます。

記録しておきたいこと

・言える意味のある言葉
・二語文らしい表現
・言葉の代わりに使う指差しや身振り
・理解できる簡単な指示
・名前を呼んだときの反応
・音への反応
・言葉が出やすい場面
・癇癪が起きやすい場面
・園と家庭での違い

まとめ。意味のある言葉と二語文がいつでるのかは個人差はある

意味のある言葉は、一般的に1歳前後から1歳半ごろに出始める子が多いです。

二語文は、1歳半ごろから出始め、2歳前後に増えていく子が多いです。

ただし、言葉の発達には個人差があります。

意味のある言葉や二語文がいつから出るかだけでなく、言葉の理解、指差し、身振り、聞こえ、人とのやり取りを一緒に見ることが大切です。

この記事のポイント
✓ 意味のある言葉は1歳前後から1歳半ごろが目安
✓ 二語文は1歳半から2歳ごろに出始める子が多い
✓ 発音が不完全でも、意味を持って使っていれば言葉として見られる
✓ 同じ言葉の繰り返しは二語文とは別に考える
✓ 1歳半で言葉が出ないときは理解や指差しも見る
✓ 3歳で二語文が出ない場合は相談を考える
✓ 言わせるより、伝わる楽しさを増やすことが大切

子どもの言葉がゆっくりだと、親はどうしても不安になります。

でも、言葉は単語数だけで育つものではありません。

「見て」「ほしい」「いや」「もっと」など、子どもが伝えようとする気持ちを受け止めることが、言葉の土台になります。

今日、意味のある言葉や二語文が出なかったとしても、指差しで伝えた、親の言葉を理解した、一緒に笑えたなら、それも大切な発達の一歩です。

焦らず、でも気になるときは一人で抱え込まず、相談しながらその子に合った関わり方を見つけていきましょう。

ほのママ
ほのママ

言葉の数だけじゃなくて、伝えようとしている気持ちも見ればいいのね。少し安心したわ。

ここわん
ここわん

大丈夫、一緒に考えるわん!言葉は比べるものじゃなくて、その子のペースで育てていくものだわん。


参考文献・出典

  • 厚生労働省「乳幼児健診における標準的な項目一覧」
  • CDC「Milestones by 15 Months」
  • CDC「Milestones by 2 Years」
  • 国立成育医療研究センター「改訂版乳幼児健康診査 身体診察マニュアル」
  • 日本小児神経学会「乳幼児健康診査 身体診察マニュアル」

https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/001028426.pdf

https://www.cdc.gov/act-early/milestones/15-months.html

https://www.cdc.gov/act-early/milestones/2-years.html

https://www.ncchd.go.jp/center/activity/kokoro_jigyo/shinsatsu_manual.pdf

https://jpn-spn.umin.jp/pdf/shinsatsu080423.pdf

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