指差しが遅かった子の発達の段階は?親のかかわり方も解説

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【この記事の信ぴょう性】

当ページの記事は、児童発達支援の現場経験を持つ鈴木日奈子(小学校教諭免許保有)が監修しています。

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こんにちは!おやまどの鈴木です。

「1歳を過ぎたのに、まだ指差しをしない…」
「健診で指差しのことを聞かれて、急に不安になった…」
「指差しが遅かった子は、その後どうなるんだろう…」

指差しは1歳半健診でも確認される項目のひとつのため、出ていないと不安になってしまいますよね。

インターネットで調べると発達障害に関する情報ばかり目に入ってきて、余計に心配が大きくなってしまった方も多いのではないでしょうか。

周りの同じ月齢の子が上手に指差しをしているのを見ると、つい比べて落ち込んでしまうこともありますよね。

この記事では、指差しが遅かった子について、発達の目安や心配しすぎなくていいケース、家庭でできる関わり方、相談先までお伝えします。

「うちの子だけ?」という不安を、少しでも軽くできたらと思います。最後まで読んでいただくと、今日からできる関わり方のヒントもわかります。

指差しが遅かった子のその後はどうなる?心配しすぎなくていい理由

結論から言うと、指差しが遅かったからといって、その後の発達に必ず問題が出るわけではありません

指差しの出る時期には、想像以上に大きな個人差があるからです。

まずは、指差しがどのように育っていくのか、その段階から見ていきましょう。

指差しには4つの段階がある

ひとくちに指差しといっても、実は成長に伴って意味が変わっていく、いくつかの段階があります。

一般的には、生後9〜10か月頃から興味のあるものを指す「自発の指差し」が始まり、その後1歳前後で欲しいものを伝える「要求の指差し」へと進みます。

さらに1歳半頃には、見つけたものを大人と共有したい「共感の指差し」が出てきます。

そして、質問に対して指で答える「応答の指差し」が1歳半以降に現れ、これが1歳半健診で確認されることの多い指差しです。

指差しが育っていく大まかな流れ

・9〜10か月頃:自発の指差し(興味のあるものを指す)
・1歳頃:要求の指差し(欲しいものを伝える)
・1歳〜1歳半頃:共感の指差し(大人と一緒に見たい)
・1歳半以降:応答の指差し(質問に指で答える)

ただし、この順番や時期は一人ひとり異なり、入れ替わることもあります。

発達には個人差があるため、この年齢までにできないといけないというものではありません。

ほのママ
ほのママ

え、そうだったの〜?指差しって、いくつも種類があったのね…

ここわん
ここわん

そうだわん!どの段階まで進んでいるかを見ると、様子がわかりやすくなるわん。

指差しが出ない理由はひとつではない

指差しが出ない背景には、さまざまな要因が考えられます。

単純に成長のペースがゆっくりなだけということもあれば、指差しをする機会が生活の中で少なかったというケースもあります。

また、視覚や聴覚に関する要因が影響していることもあり、原因は一つに絞れるものではありません。

指差しをしないからといって、すぐに自閉スペクトラム症などの発達障害だと判断されるわけではありません。

診断は、他者とのコミュニケーションの取りにくさや興味の幅の限られ方など、複数の項目にどの程度該当するかによって決まるためです。

指差し以外のコミュニケーションを見てみる

指差しが出ていなくても、他の方法で気持ちを伝えられているかどうかは、大切な確認ポイントです。

専門医の見解では、次のような様子が見られる場合、言葉の発達はこれからだと考えられるとされています。

あわせて確認したい様子

欲しいものがあるとき、大人の顔を見ながら声で伝えようとするか。「だめ」「ちょうだい」程度の言葉を理解できているか。自分の興味のあるものを見せに来るなど、共感を求める行動があるか。こうした様子が見られるなら、コミュニケーションの土台は育っています。

指を使わなくても、視線や声、身振りで気持ちを伝えようとしている姿があれば、それは立派なコミュニケーションです。

ほのママ
ほのママ

そういえばうちの子、指差しはしないけど、私の顔を見ながら「あー」って教えてくれる…

ここわん
ここわん

それは大事なサインだわん!伝えようとする気持ちがちゃんと育っている証拠だわん!

実際に、指差しはなかなか出なかったけれど、その後言葉が増えていき、幼稚園や保育園では問題なく過ごせているというお子さんもたくさんいます。

先輩ママたちからは「あの頃あんなに悩んだのが嘘みたい」「今ではおしゃべりが止まらない」といった声もよく聞かれます。

指差しが遅かった子で気をつけて見ておきたいサイン

ここからは、指差しの遅れ以外に、あわせて見ておきたい様子について整理していきます。

ひとつの様子だけで判断せず、全体を見ていくことが大切です。

専門家に相談を検討したい様子

小児神経の専門医によると、1歳半を過ぎてもまったく指差しがなく、あわせて次のような様子が見られる場合は、一度専門家に相談することが勧められています。

あわせて見られると相談の目安になる様子

・視線が合いにくい
・人に対する関心が薄い
・模倣(大人の真似)をしない
・言葉の理解が進んでいない

これらが複数重なっている場合は、早めに相談することで、必要なサポートにつながりやすくなります。

ただし、相談すること自体は診断を受けることとイコールではありません。まずは様子を見てもらうという気持ちで大丈夫です。

耳の聞こえや目の見え方も確認を

指差しが出ない背景に、聴覚や視覚の要因が関わっているケースもあります。

音への反応が薄い、名前を呼んでも振り向かない、といった様子がある場合は、耳の聞こえの検査を受けてみることも選択肢のひとつです。

発達の問題だと思っていたことが、実は聞こえにくさによるものだったというケースもあるためです。

気になる場合は、かかりつけの小児科や耳鼻科で相談してみましょう。

きょうだいで様子が違うこともある

同じ家庭で育っているきょうだいでも、指差しの出る時期は一人ひとり違います。

上の子は早かったのに下の子はゆっくりというケースも、その逆も珍しくありません。

きょうだいと比較せず、一人ひとりの成長を個別に見てあげることが大切です。

持って生まれた気質や興味の向き方によって、同じ環境でも育ち方は変わってきます。

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指差しが遅かった子に家庭でできる関わり方

ここからは、おうちで無理なくできる関わり方をご紹介します。

「させよう」と頑張るのではなく、楽しく関わることがいちばんのポイントです。

大人がお手本を見せてあげる

子どもに指差しを促す前に、まずは大人が日常の中でたくさん指差しをして見せてあげましょう。

実物でも絵本でも、犬を見かけたときに「ワンワンいるね」と指差しをしながら声をかけてあげるのが効果的です。

大人が指差した方向を見られるようになることも、大切な発達のステップのひとつです。

散歩中や買い物中など、生活のあらゆる場面がお手本を見せるチャンスになります。

日常でできる関わり方の工夫

・大人が指差しをしながら言葉をかける
・絵本を一緒に見ながら指差しを見せる
・子どもが少しでも指差したら言葉を添える
・散歩中に見つけたものを指して伝える
・楽しい雰囲気を大切にする

子どもの発信にしっかり応える

お子さんが少しでも指差しをしたら、その気持ちにしっかり応えてあげましょう。

指差した先を一緒に見て、「わんわんだね」「大きいね」と言葉を足してあげることで、伝わったという実感が育っていきます。

指差しでなくても、視線や声で伝えようとしているときは、同じように反応してあげてください。

「伝えたら応えてもらえる」という経験の積み重ねが、コミュニケーションの意欲を育てていきます。

ほのママ
ほのママ

練習させなきゃって思ってたけど、まずは私が見せてあげればいいのね♪

ここわん
ここわん

その調子だわん!やらせようとするより、楽しく見せてあげる方が伝わるわん。

遊びの中で自然に取り入れる

絵本の読み聞かせは、指差しを引き出すのに適した遊びのひとつです。

「わんわんどこかな?」と一緒に探す遊びを楽しみながら、無理のない範囲で取り入れてみましょう。

手遊び歌や、シールを貼る遊びなど、指先を使う遊びも自然な練習になります。

できなくても気にせず、親子で楽しい時間を過ごすこと自体を大切にしてください。

おもちゃを少し離れた場所に置いて「どれが欲しい?」と選んでもらう遊びも、要求を伝える練習として自然に取り入れられます。

子どもが自分から伝えたくなる場面を、生活の中に少しだけ作ってあげるイメージです。

焦らず待つことも大切

「早く指差しをしてほしい」という焦りは、どうしても子どもに伝わってしまいます。

何度も繰り返し「これは何?」と聞かれることが、プレッシャーになってしまうこともあります。

できないことを数えるより、今できていることに目を向ける方が、親子どちらにとっても心地よい関わり方につながります。

指差しの指の形が上手でなかったり、指す方向が正確でなかったりしても、無理に矯正する必要はありません。

関わり方で気をつけたいこと

無理に練習させようとしない、他の子と比べない、できないことより小さな変化に目を向ける。この3つを意識するだけでも、子どもとの関わり方が変わってきます。

指差しが遅かった子のことで不安なときの相談先

それでも不安が続くときは、一人で抱え込まなくて大丈夫です。

専門家に相談することで、見えなかった安心材料が見つかることもあります。

1歳半健診や自治体の発達相談

1歳半健診は、指差しを含めた発達について相談できる大切な機会です。

「様子を見ましょう」と言われた場合でも、その後気になることがあれば、次の健診を待たずに相談することができます。

保健センターや子育て支援センターに問い合わせると、地域の発達相談の窓口を案内してもらえます。

相談前にメモしておくと良いこと

指差し以外にどんな方法で気持ちを伝えているか、いつ頃から気になっているか、家庭で試してみたことなどを簡単に書き出しておくと、相談がスムーズになります。

かかりつけの小児科への相談

普段から診てもらっているかかりつけの小児科も、身近な相談先のひとつです。

発達の相談だけでなく、耳の聞こえや目の見え方についても、あわせて相談することができます。

必要に応じて、発達外来や専門機関を紹介してもらえることもあります。

「相談してみたら、意外と気持ちが軽くなった」という声も多く聞かれます。

予防接種や体調不良で受診する機会に、あわせて相談してみるのも negativeな負担が少なくおすすめです。

普段のお子さんの様子を知っている医師だからこそ、的確なアドバイスをもらえることもあります。

一人で抱え込まないために

指差しのことに限らず、子育ての不安は誰にでもあるものです。

パートナーや家族、周りのママ友、専門の窓口など、話せる相手を持っておくことは、心の支えになります。

「うちだけかも」と思っていたことが、実は多くの家庭で経験されている悩みだった、ということも少なくありません。

不安な気持ちを一人で抱え続けると、育児そのものがつらく感じられてしまうこともあります。

インターネットで検索を続けて不安が増すよりも、専門家に直接話を聞いてもらう方が、気持ちの整理につながることも多いものです。

少しでも「話したいな」と思ったときは、遠慮せずに相談してみてくださいね。

ほのママ
ほのママ

ネットで調べては落ち込んでたけど…直接相談した方がいいのかもしれないね。

ここわん
ここわん

もちろんだわん!大丈夫、一緒に考えるわん。

まとめ。指差しが遅かった子も焦らず見守っていこう

指差しが遅かったからといって、その後の発達に必ず問題が出るわけではありません。

指差しの出る時期には大きな個人差があり、ゆっくり育っていく子もたくさんいます。

今日のポイント

・指差しには4つの段階があり、出る時期には個人差がある
・指差しがないだけで発達障害と判断されるわけではない
・視線や声で伝えようとしていれば土台は育っている
・大人がお手本を見せ、発信にしっかり応えることが効果的
・気になるサインが重なるときは早めに相談していい

「うちの子だけ」と一人で抱え込まず、少しずつ、その子のペースを大切にしていきましょう。

今日出なかった指差しが、明日には出てくるかもしれません。

焦らず、その子らしい成長を、そばで見守っていってくださいね。

ほのママ
ほのママ

なんだか気持ちが軽くなったわ。この子のペースで、見守っていくね。

ここわん
ここわん

その調子だわん!一歩ずつ、一緒に進んでいこうわん。

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