「うちの子、最近よく横目でものを見るんだけど…これって自閉症のサインなの?」
「ネットで調べたら自閉症の特徴として横目が出てきて、不安になってしまって…」
柵や壁際を横目で見ながら走ったり、くるくる回りながら横目でものを見たり。そんな姿を見て、ドキッとした経験はありませんか。
「横目 自閉症」で検索すると、自閉症の特性の一つとして横目が紹介されている情報がたくさん出てきて、余計に不安が大きくなってしまう…そんな経験をした方も少なくないはずです。
横目でものを見る仕草は、大人から見るとどこか独特な印象を受けやすく、それが「もしかして」という不安に直結してしまいがちです。周りに同じ悩みを相談できる人がおらず、一人でネットの情報を読み込んでは、さらに不安を募らせてしまう…そんな夜を過ごした方もいるかもしれません。
結論からお伝えすると、横目を使うこと自体は、自閉症の子に限らず、健常児にもよく見られる行動です。「横目=自閉症」と単純に結びつけることはできません。
この記事では、横目が見られる理由、横目だけでは自閉症じゃないと言い切れる根拠、そしてあわせて見ておきたい様子まで、やさしく解説していきます。
読み終わるころには、「そういうことだったのか」と、少し肩の力が抜けているはずですよ。

公園のフェンス沿いを横目で見ながら走るのがお気に入りで…これ見た瞬間、頭が真っ白になっちゃって…

その気持ち、よくわかるわん…でも横目自体は、健常児にもよくある視覚の遊びの一つなんだわん!今日はそこをじっくり見ていくわん!
横目だけでは自閉症じゃないと言える理由

まず知っておいていただきたいのは、横目を使う行動が見られたからといって、それだけで自閉症だと断定することはできないということです。
視力と視覚が発達していく過程で、健常児であっても1〜2歳くらいの時期に、横目を使うことがあると言われています。
見え方の違いを楽しむ「視覚遊び」の一種
子どもは成長の過程で、さまざまな感覚を通して世界を探索していきます。
何かのきっかけで、見る角度や方向によって見え方が変わることに気づいた子どもが、その違いを楽しむために、横目で見たり、寝そべって横から物を見たりすることがあります。これは、視覚の発達過程における自然な探索行動の一つと考えられています。
大人にとっては当たり前の「まっすぐ見る」という見方も、子どもにとってはまだ発見の途中にある感覚の一つです。いろいろな見方を試しながら、少しずつ自分の視覚の使い方を確立していく過程だと考えると、少し安心できるのではないでしょうか。
柵や陳列棚の格子模様を好んで横目で見る子が多いのも、動くたびに景色が変化して見える面白さを楽しんでいるためだと考えられます。障害のあるなしに関係なく、この時期に見られる感覚遊びの一つなんです。
3歳頃までは定型発達の子にもあり得る
専門家の間でも、3歳頃までの横目は、定型発達の子どもにも見られることがある、という見解が示されています。
「いつ頃までに治るものなの?」と不安になる方も多いのですが、こうした感覚遊びとしての横目は、成長とともに自然と目立たなくなっていくことがほとんどです。

え、そうだったの〜?わたし、てっきり横目=即自閉症のサインだと思い込んでたわ…

そこ、勘違いされやすいポイントだわん!3歳くらいまでは定型発達の子でもよくあることなんだわん!
「怖い」と感じてしまう見た目とのギャップ
横目でものを見る仕草は、大人から見ると少し独特な印象を受けることがあり、それが不安を大きくしてしまう一因にもなっています。
しかし、見た目のインパクトと、その行動の背景にある意味は、必ずしも一致しません。子ども自身は、ただ純粋に「見え方の違い」を楽しんでいるだけ、というケースが多いのです。見た目だけで過度に心配しすぎないようにしたいですね。
横目が自閉症じゃない?特性として語られる背景と正しい理解

横目は健常児にも見られる一方で、自閉症の特性として語られることがあるのも事実です。ここでは、その背景を整理していきましょう。
正しく理解することで、過度な不安を防ぐことができます。
自閉症の子に見られる横目の特徴
自閉症のある子どもに見られる横目には、視線を合わせることの苦手さや、目の動きの独特さといった、視覚機能の特性が関係していると考えられています。
また、横目でものを見ながら走る、くるくる回るといった行動が、同じパターンで繰り返し行われる「常同行動」の一部として現れることもあります。単発ではなく、決まったパターンで繰り返し続くという点が、一つの特徴として挙げられます。
健常児と自閉症の横目の傾向(目安)
✓ 健常児:一時的な興味、3歳頃までに目立たなくなる
✓ 自閉症の場合:常同行動として繰り返し継続することがある
✓ どちらも横目単体では判断できない
✓ 他の様子とあわせて総合的に見ることが大切
ただし、これも「傾向」であって「絶対」ではありません。横目という一つの行動だけを切り取って診断することは、専門家であってもできません。
一つのサインだけで判断できない理由
発達の診断は、一つの行動だけでなく、コミュニケーションの様子、言葉の発達、こだわりの強さなど、さまざまな側面を総合的に見て行われます。
実際に、横目づかいがあっても、指差しができ、言葉の理解も進み、視線も合う、というお子さんも多く見られます。こうしたケースでは、横目だけを理由に強く心配する必要はないと言えるでしょう。
逆に、いくつかの気になる様子が重なって見られる場合は、横目だけでなく全体の様子として捉え、専門家に相談する材料にするのがよいでしょう。「横目があるかないか」の二択で考えるのではなく、「他にどんな様子があるか」を合わせて見ていく姿勢が大切です。

うちの子、横目はするけど、指差しも目が合うのもできてるの…それでも心配したほうがいいのかしら…

指差しも目が合うのも、大事なコミュニケーションのサインだわん!横目だけを切り離して心配しすぎなくて大丈夫だわん!
斜視など目の病気との違いも確認しておく
横目が気になる場合、発達の観点とは別に、眼科的な問題がないかを確認しておくことも大切です。
斜視など、視覚そのものに関わる問題がある場合、それが横目のような見え方につながっていることもあります。心配な場合は、一度眼科で視力や目の動きをチェックしてもらうと、安心材料の一つになります。
横目が自閉症じゃないかかどうかにかかわらず見られる子への家庭での関わり方

横目が自閉症のサインかどうかにかかわらず、家庭でできる関わり方のポイントをご紹介します。
過度に矯正しようとせず、お子さんのペースを大切にしながら関わっていきましょう。
無理にやめさせようとしなくていい
「見た目が気になるから」と、横目づかいを強く叱ってやめさせようとするのは、あまりおすすめできません。
子どもが夢中になっている感覚遊びを無理に止めさせるよりも、他の遊びに自然に興味を移していけるよう、選択肢を増やしてあげるほうが、ストレスなく過ごせることが多いです。
「やめなさい」と言われることで、かえって面白がって繰り返してしまう、というケースもよく聞かれます。あまり反応しすぎず、さりげなく他の遊びに誘ってみるのも一つの方法です。
全体的な発達の様子を日々記録しておく
横目だけでなく、言葉の発達、指差し、目が合うかどうかなど、日々の様子を簡単にメモしておくと、あとから振り返るときに役立ちます。
健診や専門家への相談の際にも、こうした記録があると、より具体的に様子を伝えることができ、的確なアドバイスをもらいやすくなります。

スマホのメモでも十分だわん!日々の記録が、あとで自分を安心させてくれることも多いんだわん!
親自身が情報に振り回されすぎないようにする
インターネットには、不安をあおるような情報も多く存在します。
「横目=自閉症」という単純な情報を見て一喜一憂するより、信頼できる専門家に実際の様子を見てもらうほうが、はるかに確実で安心につながります。検索を続けて不安を募らせるより、早めに専門家に相談する一歩を踏み出すことをおすすめします。

ネットで検索して不安になるくらいなら、早く専門家に見てもらったほうがいいのね!

その調子だわん!一人で抱え込むより、専門家と一緒に見ていくほうがずっと安心できるわん!
横目が自閉症じゃないか気になるときの相談先

横目以外にも気になる様子がある場合は、専門家に相談してみることで、安心につながることがあります。
ここでは、相談を考えたいタイミングと、身近な相談先をご紹介します。
相談を考えたいタイミング
次のような様子が重なって見られる場合は、一度相談してみると安心につながることがあります。
「まだ様子見でいいかな」と迷い続けるより、早めに相談したほうが、お子さんに合ったサポートが見つかりやすくなることも多いんです。
身近な相談先
相談できる場所は、思っているよりたくさんあります。
市区町村の子育て支援センターや保健センター、かかりつけの小児科、眼科、1歳半健診・3歳児健診の場、地域の発達相談窓口などが、身近な相談先です。
「こんなことで相談していいのかな」とためらう必要はありません。専門家に話を聞いてもらうだけで、気持ちがぐっと軽くなることも多いですよ。
健診のタイミングでなくても、気になったときに電話一本で相談できる窓口も多くあります。「次の健診まで待たなきゃ」と抱え込まず、気になったときに気軽に問い合わせてみましょう。

横目だけで悩まず、他の様子も含めて相談してみればいいのね。ちょっと安心したわ〜

そうだわん!一人で抱え込まず、専門家と一緒に子どもの様子を見ていけると安心だわん!
横目と自閉症じゃないケースのまとめ

横目を使う行動は、健常児にもよく見られる、視覚の発達過程での自然な感覚遊びの一つです。
多くの場合、3歳頃までには自然と目立たなくなっていきます。横目だけを理由に、自閉症であるかどうかを判断することはできません。
お子さんには、その子だけの興味や好奇心の育ち方があります。横目でものを見る姿を見ても、それだけで過度に心配する必要はありません。
見え方の違いを楽しむその姿も、世界を発見している大切な瞬間です。どうか、あたたかい気持ちで見守ってあげてください。
横目という一つの行動に一喜一憂するより、日々のたくさんの成長のサインを、まるごと受け止めてあげることのほうが、きっとお子さんにとってもあなたにとっても、心地よい子育ての時間になるはずです。
そして、気になることがあれば決めつけずに相談する。それが、お子さんにとってもママにとっても、いちばんの安心につながります。
今日も子育てをがんばっているあなたを、心から応援しています。

横目も、うちの子なりの世界の楽しみ方だったのね。なんだか愛おしく感じられそう!ありがとう!

その気持ちがあれば大丈夫だわん!一緒にゆっくり見守っていこうわん!



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