「夏休みが終わったとたん、朝になると『行きたくない』と大泣き…」
「あんなに楽しく通えていたのに、どうして急に登園を渋るようになったんだろう…」
長い夏休みが終わり、いよいよ新学期。そんなタイミングで、玄関先で靴を履くのを嫌がったり、園バスの前で泣きじゃくったり…そんな姿を見て、戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
仕事に行かなければいけない朝に限って登園渋りが激しくなると、こちらの心にも余裕がなくなり、つい強い口調で急かしてしまう。そんな自分に、あとから自己嫌悪してしまう方も少なくないはずです。
「うちの子だけこんなに大変なのかな」と、周りのママ友の何気ない「もう慣れて元気に行ってるよ」という一言に、こっそり落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
結論からお伝えすると、夏休み明けの登園渋りは、多くの子どもに見られる、とても自然な反応です。
この記事では、夏休み明けに登園渋りが起こりやすい理由、家庭でできる具体的な対応、そして少し先の新学期に向けてできる予防策まで、やさしく解説していきます。
読み終わるころには、「そういうことだったのか」と、少し肩の力が抜けているはずですよ。

今朝も玄関で「行かない!」って大泣きで…出社時間ギリギリで、こっちまで泣きたくなっちゃった…

朝のバタバタの中でのそれは本当につらいわん…でも、夏休み明けのこの時期、実はすごくよくあることなんだわん!今日は理由と対処法を一緒に見ていくわん!
夏休み明けに登園渋りが起こりやすい理由

「あんなに楽しく通っていたのに、なぜ急に」と感じるのは当然のことです。まずは、夏休み明けという時期特有の背景を見ていきましょう。
これは、いくつかの要因が重なり合って起こる、いわば「よくあること」なんです。
長期休みで生活リズムが崩れていること
夏休みの間は、どうしても就寝時間や起床時間が遅くなりがちです。大人でも、長い休みのあとにいつもの生活に戻るのは、なかなかエンジンがかからないものですよね。
子どもにとっても同じで、生活リズムが崩れたまま急に「いつも通りの朝」を求められると、体がついていかず、その戸惑いが「行きたくない」という形で表れることがあります。
「1学期の頑張り」の反動が出ていること
実は、夏休み明けの登園渋りには「頑張りの反動」という側面もあると言われています。
1学期の間、子どもは知らず知らずのうちに、新しいクラスやお友達との関係の中で、たくさんの緊張や頑張りを積み重ねています。夏休みという長い休息期間を経て気持ちがゆるんだことで、それまで無理をして抑えていた疲れや不安が、一気に表面化することがあるんです。
特に、進級や進学したばかりの時期は、新しい環境そのものに慣れるだけで大きなエネルギーを使っています。1学期の間はなんとか気を張って乗り越えられていたものが、休みでリラックスしたことで、逆に「もう一度あの緊張の中に戻るのか」という気持ちが強くなってしまうこともあります。
これは決して怠けや甘えではなく、心と体が発している自然なサインです。「またこの時期か」ではなく、「頑張ってきた証拠なんだな」と捉えると、少し見え方が変わってきますよ。

え、そうだったの〜?わたし、てっきり「夏休みでダラダラする癖がついちゃった」だけだと思ってたわ…

生活習慣の乱れだけじゃなくて、頑張った分の疲れが出てるだけかもしれないんだわん!「ダラダラ癖」って決めつけないであげてほしいわん!
年齢によって背景が異なることも
年齢によっても、登園渋りの背景は少しずつ異なります。
自己主張が強くなる時期の子は、自由に過ごせた家庭と、順番やルールのある集団生活とのギャップにストレスを感じやすい傾向があります。また、新学期でクラス担任や保育士の配置が変わった場合は、慣れ親しんだ先生と離れる寂しさが、登園渋りにつながることもあります。
お子さんの年齢や状況によって理由はさまざまですが、根っこにあるのは「変化に対する戸惑い」という共通点です。
夏休み明けの登園渋りに家庭でできる対応

ここでは、実際に登園渋りが起きているときに、家庭でできる具体的な対応をご紹介します。
どれも今日から意識できることばかりです。
気持ちをまず受け止める
「行きたくない」という言葉を聞くと、つい「なんで?」「行かなきゃダメでしょ」と理由を問い詰めたり、説得したりしたくなってしまいますよね。
でも、まず大切なのは、理由を追及することよりも、「行きたくないんだね」と、その気持ちをそのまま受け止めてあげることです。気持ちを受け止めてもらえると、子どもは少しずつ落ち着きを取り戻し、自分の中で気持ちを整理しやすくなります。
忙しい朝に、気持ちにじっくり向き合う余裕がないこともあると思います。そんなときは「そうだよね、行きたくないよね」と一言だけでも、まったく無いよりずっと違います。
そのうえで、「でも今日は行こうね」と、気持ちに寄り添いながらも見通しを伝えてあげることで、子どもも少しずつ気持ちを切り替えやすくなります。共感と促しは、決して矛盾するものではありません。
園の話を無理に聞き出さない
「今日は何をしたの?」「楽しかった?」と、園での様子を聞きたくなる気持ちはとてもよくわかります。
ただ、登園渋りをしている時期は、こうした質問がかえって「明日もまた行かなきゃいけないのか」というプレッシャーになってしまうことがあります。お子さんが自分から話してくるまでは、少し待ってあげるのも一つの方法です。
園での様子をどうしても知りたい場合は、連絡帳や送迎時に、先生に直接尋ねてみるとよいでしょう。

毎日「今日どうだった?」って聞いてたけど…あれ、逆にプレッシャーだったのかしら…

今の時期だけ、少し控えめにしてみるのがおすすめだわん!本人から話したくなるまで、待ってあげるのも愛情なんだわん!
スキンシップと安心感を増やす
登園渋りが見られる時期は、子どもの心が不安定になっているサインでもあります。
いつもより少しだけ、抱っこの回数を増やしたり、着替えを手伝ってあげたり。意識的にスキンシップと関わりを増やすことで、「ちゃんと大切にされている」という安心感が、子どもの中に積み重なっていきます。
「もう年長さんなんだから一人でできるでしょ」と、つい自立を求めたくなる場面でも、この時期だけは少し甘えさせてあげることが、結果的に気持ちの安定への近道になることもあります。
夏休み明けの登園渋りを防ぐために今からできる準備

すでに登園渋りが始まっている場合はもちろん、次の長期休み明けに向けて、今のうちからできる予防策もご紹介します。
実は、登園渋りが起きたあとの対応と同じくらい、「なる前の備え」が大切だと言われています。
1週間ほど前から生活リズムを戻していく
新学期が始まる直前になって急に早起きさせようとしても、なかなかうまくいきません。
できれば新学期が始まる1週間ほど前から、就寝時間と起床時間を、少しずつ普段のリズムに近づけていくのがおすすめです。すでに1週間を切ってしまっていても、焦らず残りの日数でできる範囲を整えていけば大丈夫です。
生活リズムを戻すコツ
✓ 就寝・起床時間を30分ずつ早めていく
✓ 朝ごはんをしっかり食べる習慣を戻す
✓ 日中に体を動かす時間を作る
✓ 就寝前のスマホ・テレビ時間を見直す
体のリズムが整うだけでも、朝のぐずりが軽くなるケースは多くあります。
また、日中に公園や外遊びなどで体をしっかり動かしておくと、夜の寝つきもよくなりやすく、生活リズムを整えるうえでの相乗効果が期待できます。
見通しを持たせる工夫をする
「あと〇日で保育園が始まるよ」というように、カウントダウンカレンダーなどを使って、これからの見通しを親子で確認しておくのもおすすめです。
子どもにとって、いつ日常が戻るかわからない不安は、大きなストレスになります。逆に、心の準備ができていると、変化を受け止めやすくなる子も多いです。
「明日から保育園だよ、〇〇先生に会えるね」というように、ポジティブな声かけを添えるのも、気持ちの準備を後押ししてくれます。

カウントダウンカレンダー、次の長期休みのときに早速やってみようかしら!

楽しみながら準備できるから、おすすめだわん!シール貼ったりして、親子で盛り上がれるわん!
「休めば楽できる」という認識にならないよう配慮する
登園渋りが強いとき、思い切って一日お休みするという選択も、時には有効です。
ただし、その際に気をつけたいのが、「家にいれば好きなだけ遊べる、ダラダラできる」という認識に子どもがなってしまわないようにすることです。休む場合も、生活リズム自体はできるだけ崩さないよう意識してみてください。
休息はしっかり取りながらも、「休むこと」と「無制限に自由に過ごせること」はイコールではない、というメリハリを、さりげなく保ってあげることも大切です。
夏休み明けの登園渋りで相談を検討したいときの窓口

多くの場合は時間とともに落ち着いていきますが、なかには専門家に相談することで、より安心して過ごせるケースもあります。
ここでは、相談を考えたいタイミングと、身近な相談先をご紹介します。
相談を考えたいタイミング
次のような様子が重なって見られる場合は、一度相談してみると安心につながることがあります。
「まだ様子見でいいかな」と一人で抱え込み続けるより、早めに相談したほうが、お子さんにも保護者にも安心につながることが多いです。
身近な相談先
相談できる場所は、思っているよりたくさんあります。
まずは園の担任の先生に、家庭での様子を共有してみるのがおすすめです。そのほか、市区町村の子育て支援センターや、かかりつけの小児科なども、気軽に相談できる窓口です。
「こんなことで相談していいのかな」とためらう必要はありません。園と家庭、両方の様子を合わせて考えることで、お子さんに合ったサポートが見えてきます。

私も一人で抱え込みすぎてたかも…先生にも相談してみようかしら〜

そうだわん!ママパパも周りに助けを求めていいんだわん。一人で抱え込みすぎないでほしいわん!
夏休み明けの登園渋り。まとめ

夏休み明けの登園渋りは、生活リズムの乱れと1学期の頑張りの反動が重なって起こる、多くの子どもに見られる自然な反応です。
気持ちを受け止め、スキンシップを増やし、生活リズムを少しずつ整えていく。この積み重ねが、お子さんの心を落ち着かせる何よりの支えになります。
お子さんには、その子だけのペースで新しい生活に慣れていく時間が必要です。周りと比べて焦る必要はありません。
今泣きながら渋っているその姿も、少し先には「行ってきます」と笑顔で手を振れる日がきっと来ます。どうか、あたたかい気持ちで見守ってあげてください。
そして、不安なことがあれば決めつけずに相談する。それが、お子さんにとってもあなた自身にとっても、いちばんの安心につながります。
今日も子育てをがんばっているあなたを、心から応援しています。

「そのうち笑顔で行けるようになる」って思えたら、なんだか気持ちが軽くなったわ。ありがとう!

その気持ちがあれば大丈夫だわん!一緒にゆっくり乗り越えていこうわん!



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