1歳3ヶ月の発達障害チェックリスト。気づきのサインと相談先を解説

保育園・幼稚園

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「1歳3ヶ月になっても、まだ単語がほとんど出ない」
「指差しをしないし、目もあまり合わないかも…」
「歩き始めたばかりで、まだ少し心配がある」
「1歳半健診まで時間があるけど、今からチェックしておきたい」

1歳3ヶ月は、ちょうど1歳半健診まで3ヶ月ほどあり、「今のうちに気になることを整理しておきたい」と感じるママが多い時期です。でも、まわりの子と比べて気になることが増えてきて、不安だけが大きくなってしまうこともありますよね。

1歳3ヶ月の発達障害チェックリストが気になる親

この記事では、1歳3ヶ月の発達の目安をふまえ、発達障害の気づきにつながるサインをチェックリスト形式で整理し、健診までにできる準備や相談先までをわかりやすくお伝えします。

この記事でわかること:1歳3ヶ月の発達の目安 / 領域別の発達障害チェックリスト / 「個人差」と「特性」の見分け方 / 1歳半健診までの準備 / 相談先と次の一歩

1歳3ヶ月の発達の目安。発達障害チェックリストを使う前に知っておきたいこと

1歳3ヶ月の発達の目安

こんにちは!おやまどの鈴木です。

1歳3ヶ月(生後15ヶ月)ごろの子どもは、歩行と言葉が大きく伸びる時期です。チェックリストを見る前に、まず「この時期の発達の目安」を知っておくと、不安に振り回されにくくなります。

1歳3ヶ月ごろの発達の一般的な目安

🚶 ひとり歩きができるようになる子が多い(1歳3ヶ月時点で歩いていない子もいます)
🗣 意味のある単語が1〜5語ほど出始める(個人差がとても大きい)
👉 興味のあるものを指差すことが少しずつ増える
🤲 「バイバイ」「いただきます」など簡単な模倣ができる
🍴 スプーンを持ちたがる・自分で食べようとする
🎭 「ちょうだい」「どうぞ」のやり取りができ始める
👀 名前を呼ばれて振り向く・大人の表情を見る

知っておきたい大事なこと

⚠ 1歳3ヶ月時点での発達には大きな個人差があります
⚠ 「目安に届いていない=発達障害」では決してありません
⚠ 数ヶ月で一気に追いつくこともよくあります
⚠ チェックリストは「診断ツール」ではなく「相談の整理メモ」として使うもの
⚠ 1歳3ヶ月で発達障害と確定診断されることはほぼありません

ほのママ
ほのママ

うちの子、まだ言葉も出ないし、歩くのもよちよちなの…!もうこれだけで「うちの子は発達障害かも…」って毎晩泣きそうになってた…!

ここわん
ここわん

1歳3ヶ月は本当に個人差が大きい時期だわん!「目安にちょっと届かない」だけで発達障害と決まるわけじゃないわん。気になることをメモしておいて、健診で相談するっていう使い方が一番いいんだわん!

1歳3ヶ月の発達障害チェックリスト。領域別の気づきのサイン

1歳3ヶ月の発達障害チェックリスト領域別サイン

1歳3ヶ月の発達障害のサインは、大きく4つの領域に分けて見ていくとわかりやすいです。1つや2つ当てはまるだけで判断するのではなく、複数の領域にまたがって・継続的に見られるかどうかを意識してチェックしてみてください。

言葉・指差しに関するチェックリスト

1歳3ヶ月の言葉と指差しのチェックリスト

言葉・指差しのチェックリスト

🗣 喃語(あーあー・ばばば)もほとんど出ない
🗣 「ママ」「パパ」「ワンワン」などの単語が一つも出ない
👉 自分から指差しをしない(要求や興味を伝える指差し)
👉 大人が指差した方向を見ない・興味を持たない
🗣 名前を呼んでも振り向かない・反応が薄い
🗣 「ちょうだい」「ポイして」などの簡単な指示が伝わらない
🗣 言葉を真似しようとする様子がない

1歳3ヶ月時点で単語が出ていない子は約14%とされており、決してめずらしいことではありません。一方で「単語+指差し+呼名反応」が3つとも全くない場合は、相談の材料として持っておくとよい組み合わせです。

対人・社会性のチェックリスト

1歳3ヶ月の対人と社会性のチェックリスト

対人・社会性のチェックリスト

👀 目が合いにくい・合ってもすぐそらす
😊 笑顔が乏しい・表情の変化が少ない
🤲 「バイバイ」「拍手」などの模倣をしようとしない
🤝 大人や他の子に興味を示さない
🆘 困ったとき・嬉しいときに大人の顔を見ない
✋ 欲しいものがあるとき、大人の手を引いて取らせる(クレーン現象)
😶 抱っこを嫌がる・スキンシップを極端に避ける
🎭 いないいないばあなどのやり取り遊びに反応が薄い

クレーン現象について

クレーン現象(大人の手を引いて欲しいものを取らせる行動)は自閉スペクトラム症で見られることがありますが、言葉やジェスチャーがまだ十分育っていない時期の子には、定型発達でもよく見られる行動です。1歳3ヶ月では、これだけで判断はできません。他のサインと組み合わせて見る視点が大切です。

行動・こだわり・感覚のチェックリスト

1歳3ヶ月の行動とこだわりと感覚のチェックリスト

行動・こだわり・感覚のチェックリスト

🚗 おもちゃを並べる・タイヤを回し続けるなど同じ遊びを長時間繰り返す
🌀 換気扇・タイヤ・洗濯機など回るものを長時間じっと見つめる
🤲 手をひらひら振る・体を揺らすなどの動きを繰り返す
😱 ちょっとした予定の変化で激しく泣く・パニックになる
🔊 大きな音や特定の音を極端に嫌がる(耳をふさぐなど)
🍽 偏食が極端で、決まったものしか食べない
😴 寝つきが極端に悪い・夜中に何度も起きる
😶 痛みや暑さ寒さに気づきにくい・反応が薄い

運動・身体発達のチェックリスト

1歳3ヶ月の運動と身体発達のチェックリスト

運動・身体発達のチェックリスト

🚶 つかまり立ち・伝い歩きもまだしない
🚶 全くハイハイをせずに育ってきている
🤲 手や指の使い方がぎこちなく、小さなものをつまめない
🤲 おもちゃを口に入れることばかりで、手で遊ぶ様子が少ない
🧘 体が極端に硬い、または極端にぐにゃぐにゃしている
👁 物の追視が少ない・興味のあるものを目で追わない

ほのママ
ほのママ

並べる遊びはしないけど、回るものはずーっと見てる…!偏食もあるし、寝つきも悪いし…!これ何個当てはまったらアウトなの?!

ここわん
ここわん

「何個でアウト」じゃないわん!チェックリストは点数化するものじゃなくて、「気になることを書き出して相談に持っていくため」のメモなんだわん。安心して使ってほしいわん!

― 読みながら、ちょっと立ち止まって ―

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「個人差」と「発達障害サイン」を見分ける3つの視点

個人差と発達障害サインを見分ける視点

1歳3ヶ月で「これは個人差?それとも特性?」を見極めるのは、本当に難しいです。チェックリストを使うときは、以下の3つの視点を意識するとずいぶん整理しやすくなります。

①頻度。たまにではなく「いつもそう」か

頻度から見る1歳3ヶ月の発達のサイン

「目が合いにくい」「呼んでも振り向かない」も、機嫌や場面によって違うのは自然なこと。「気分や時間帯に関わらず、いつもそうか」を見ると、個人差の範囲か、相談する価値があるかが判断しやすくなります。

②領域。複数の領域にまたがって見られるか

複数領域で見られる1歳3ヶ月の発達のサイン

「言葉だけが少しゆっくり」だけなら、個人差の範囲に収まることがほとんど。「言葉も、対人面も、こだわりも」と複数の領域にサインがある場合は、相談する価値が高いです。特に「指差し・視線・模倣」がそろって弱いと、専門家も気にかけるポイントです。

③変化。1〜2ヶ月たっても変わらないか

1歳3ヶ月から1歳半までの変化を見る

1〜2歳の時期は、本当に発達のスピードが速いです。1歳3ヶ月で気になっていたサインが、1歳半ごろにはぐっと変わっていることはよくあります。1〜2ヶ月たっても全く変化が見られない場合は、専門家と一緒に確認する価値があります。

3つの視点をまとめると、こんなふうに整理できます。

視点個人差の範囲気になるサイン
頻度気分や場面で違う場面に関わらずいつも
領域1つの領域だけ複数の領域にまたがる
変化1〜2ヶ月で変化が見える1〜2ヶ月たっても変化なし

1歳半健診までにできる準備と、相談できる窓口

1歳半健診までにできる準備と相談窓口

1歳半健診までの3ヶ月、家庭でできる関わり方

1歳半健診までの家庭でできる関わり方

1歳3ヶ月から1歳半までの3ヶ月は、関わり方しだいで発達がぐんと伸びることもあります。「特別な訓練」ではなく、毎日の遊びの中でできることがたくさんあります。

1歳3ヶ月から取り入れたい関わり

✓ いないいないばあ・くすぐり遊びで視線が合う瞬間を増やす
✓ 絵本を一緒に見て、子どもが見たものを「ワンワンだね」と言葉にする
✓ 子どもが指差したものに「そうそう、〇〇だね」と必ず応える
✓ 大人がオーバーリアクションで「バイバイ」「拍手」を見せる
✓ テレビ・動画より、人と関わる時間を意識的に増やす
✓ 「できないこと」より「できていること」に注目する
✓ 子どもの好きな遊びに大人が混ざって、やり取りを楽しむ

1歳3ヶ月で発達相談ができる窓口

1歳3ヶ月で発達相談ができる窓口

「1歳半健診まで待たずに相談したい」という方も多いです。健診を待たなくても、以下の窓口に話を聞いてもらうことはできます。

1歳3ヶ月で相談できる主な窓口

🏢 保健センター(市町村の母子保健担当):健診の前でも、保健師さんに電話相談ができる
🏢 子育て世代包括支援センター:子育て全般の相談から専門機関の紹介まで対応
🏥 かかりつけ小児科:「気になる様子がある」と話すと、専門医を紹介してもらえることがある
🏥 児童発達支援センター:発達が気になる子の相談・療育の入口
🏢 発達障害者支援センター:都道府県に設置。診断のある・なしに関わらず相談できる

1歳半健診のときに伝えるためのメモの作り方

1歳半健診のときに伝えるためのメモの作り方

健診に持っていくメモのポイント

✓ 出ている単語と、その単語の数
✓ 指差しの有無(要求・興味・応答それぞれ)
✓ 名前を呼んだときの反応
✓ 普段の遊び方(好きな遊び・繰り返す遊び)
✓ 気になる行動・場面(いつ・どのくらいの頻度で起きるか)
✓ 食事・睡眠の様子
✓ 家族として「特に相談したいこと」を一つに絞る

ほのママ
ほのママ

健診まで待たなくても、保健センターに電話していいのね…!「相談したら大ごとになりそう」って思ってたから、ちょっとホッとしたかも!

ここわん
ここわん

そうそう!「相談=何かが決まる」じゃなくて、「一緒に考えてくれる人を増やす」だけだわん。早めに動いた分、関わり方のヒントも早くもらえるんだわん!

まとめ。1歳3ヶ月のチェックリストは「気づきの入口」。焦らず一歩ずつ

1歳3ヶ月の発達障害チェックリストを使って前向きに進む親子

1歳3ヶ月は、発達の個人差がとても大きく、「気になるサインがあっても数ヶ月で大きく変わる」ことが普通にある時期です。同時に、複数の領域にまたがってサインがある場合は、早めに専門家に相談することで関わり方のヒントが得られることもあります。

大切なのは「不安をひとりで抱え込まないこと」。チェックリストは、不安をあおるためのものではなく、「相談するときに何を話せばいいかを整理するためのメモ」です。気になることがあれば、1歳半健診を待たずに、保健センターや小児科に話してみてくださいね。

この記事のまとめ

✓ 1歳3ヶ月は歩行・言葉・指差し・やり取りが伸びる時期で、個人差がとても大きい
✓ チェックリストの領域は「言葉・指差し」「対人・社会性」「行動・こだわり・感覚」「運動」
✓ 「目安に届かない=発達障害」では決してない
✓ 「個人差」と「特性」の見分け方は、頻度・領域・変化の3つの視点で
✓ 1歳3ヶ月時点で発達障害と確定診断されることはほぼない
✓ 1歳半健診まで3ヶ月の間に、家庭でのアイコンタクト遊び・指差しへの応答などが伸ばせる
✓ 健診を待たずに保健センター・かかりつけ小児科に相談していい
✓ 健診に持っていくメモを準備しておくと相談がスムーズ
✓ ひとりで抱え込まず、気軽に相談できる場所につながっていい

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