1歳半の発達障害サイン。気づきのポイントと相談先を解説

保育園・幼稚園

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「1歳半になっても言葉がほとんど出ない」
「指差しをしない。目もあまり合わない気がする」
「名前を呼んでも振り向かないことがある」
「健診が近いけど、引っかかったらどうしよう…」

1歳半が近づくと、まわりの子と比べて気になることが急に増えてきて、「もしかして発達障害?」と検索してたどり着いた方も多いのではないでしょうか。情報があふれていて、何が本当のサインなのか、何が個人差なのかわかりにくいですよね。

1歳半の発達障害サインが気になる親

この記事では、1歳半でよく見られる発達障害のサインを「言葉・指差し・対人・行動・感覚」などの領域別にわかりやすく整理し、1歳半健診で見られるポイント、相談先までをお伝えします。

この記事でわかること:1歳半の発達の目安 / 領域別の気になるサイン / 「個人差」と「特性」の見分け方 / 1歳半健診で見られるポイント / 相談先と次の一歩

1歳半の発達障害サインはなぜ気づかれやすい?この時期の発達の目安

1歳半の発達障害サインに気づきやすい時期

こんにちは!おやまどの鈴木です。

1歳半は、子どもの発達がぐっと進む大事な時期です。歩行が安定し、言葉が出始め、人とのやり取りが活発になります。同時に「他の子と比べてどうかな?」という違いが見えやすくなる時期でもあります。

1歳半ごろに見られる発達の目安

🚶 ひとりで安定して歩く・少し走れる
🗣 意味のある単語が数語出始める(「ママ」「ワンワン」など)
👉 指差しで自分の興味や要求を伝える
👀 大人の指差した方向を見る
🎭 「ちょうだい」「どうぞ」など簡単なやり取りができる
🍴 スプーンを使おうとする
🪞 鏡の中の自分や、絵本の絵に興味を示す

大切なのは、これらの目安に当てはまらないからといって、すぐに発達障害だと決まるわけではないということです。1歳半時点での発達には大きな個人差があります。早い子もいれば、ゆっくりな子もいて、数ヶ月で一気に追いつくこともよくあります。

ほのママ
ほのママ

うちの子、まだ単語がほとんど出ないし、指差しもしないの…!もうこれだけで「発達障害なんだ…」って思っちゃってた…!

ここわん
ここわん

落ち着くわん!1歳半は本当に個人差が大きい時期だわん。「目安に届いていない=発達障害」では決してないわん。気になるところを整理しておいて、健診や相談で話してみる、というのが大事な使い方なんだわん!

1歳半の発達障害サイン。領域別のチェックリスト

1歳半の発達障害サインの領域別チェック

1歳半の発達障害サインは、大きく4つの領域に分けて見ていくとわかりやすいです。1つや2つ当てはまるだけで判断するのではなく、「複数の領域にまたがって・継続的に」見られるかを意識して見てみてください。

言葉・指差しのサイン

1歳半の言葉と指差しの発達サイン

言葉・指差しに関するサイン

🗣 意味のある単語がほとんど出ない(「ママ」「ブーブー」など)
🗣 喃語(あーあー・ばばば)も少ない、ほとんど発声がない
👉 自分から指差しをしない(要求や興味を伝える指差し)
👉 大人の指差した方向を見ない・興味を持たない
🗣 名前を呼んでも振り向かない・反応が薄い
🗣 簡単な指示(「持ってきて」「ちょうだい」)が伝わりにくい

特に「指差し」は1歳半健診で重視される項目です。指差しには、要求・興味・応答などいろいろな機能があり、人とコミュニケーションを取りたいという気持ちの表れとして大切な行動だからです。

対人・社会性のサイン

1歳半の対人と社会性のサイン

対人・社会性のサイン

👀 目が合いにくい・合ってもすぐそらす
😊 表情の変化が少なく、笑顔が乏しい
🤲 「バイバイ」「いただきます」などの模倣をしない
🤝 大人や他の子に興味を示さず、ひとりで遊んでいることが多い
🆘 困ったとき・要求があるときに大人を見ない・助けを求めない
✋ 欲しいものがあるとき、大人の手を引いて取らせる(クレーン現象)

クレーン現象について

「クレーン現象」(大人の手を引いて欲しいものを取らせる行動)は自閉スペクトラム症で見られることがありますが、言葉やジェスチャーがまだ十分育っていない子には一般的にも見られる行動です。これだけで判断はできません。「他のサインと合わせてどうか」という視点で見ることが大切です。

行動・こだわり・感覚のサイン

1歳半の行動とこだわりと感覚のサイン

行動・こだわり・感覚のサイン

🚗 おもちゃを並べる・回す・タイヤを回し続けるなど、同じ遊びを長時間繰り返す
🌀 換気扇・タイヤ・洗濯機など回るものを長時間じっと見つめる
🤲 手をひらひら振る・つま先歩き・体を揺らすなどの動きを繰り返す
😱 予定や順番が変わると激しく泣く・パニックになる
🔊 大きな音や特定の音を極端に嫌がる(耳をふさぐなど)
🍽 偏食が極端で、決まったものしか食べない
😴 寝つきが極端に悪い・夜中に何度も起きる
😶 痛みや暑さ寒さに気づきにくい・反応が薄い

ほのママ
ほのママ

クレーン現象あるし、タイヤ回すの大好きだし、夜中も何回も起きるし…!もう全部当てはまる気がしてきた〜!

ここわん
ここわん

不安になる気持ちはわかるわん。でもチェックリストは「不安をかき立てるためのもの」じゃなくて、「相談するときに何を話せばいいかを整理するためのもの」だわん。書き出しておくだけで気持ちも落ち着いてくるわん!

― 読みながら、ちょっと立ち止まって ―

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「個人差」と「発達障害サイン」を見分ける3つの視点

個人差と発達障害サインを見分ける視点

「うちの子のペース」なのか「特性のサイン」なのか——1歳半時点で見極めるのは難しいですが、以下の3つの視点を意識すると整理しやすくなります。

①頻度。たまにではなく「いつもそう」か

頻度から見る発達のサイン

「目が合いにくい」も、機嫌が悪いときや眠いときに合いにくいのと、いつも合いにくいのとでは意味が異なります。「気分や場面に関わらず、いつもそうか」を観察するのが大切です。一日のいろんな場面で同じ傾向が見られるなら、特性として相談する材料になります。

②領域。複数の領域にまたがって見られるか

複数領域で見られる発達のサイン

「言葉だけが少しゆっくり」など1つの領域だけの遅れは、個人差の範囲に収まることも多いです。「言葉も、対人面も、こだわりも、感覚も」と複数の領域でサインがある場合は、専門家に相談する価値が高いです。1歳半時点では特に「指差し+目線+模倣」がそろって弱いと注意されやすいです。

③変化。数ヶ月たっても変化がないか

数ヶ月の変化から見る発達のサイン

1〜2歳の時期は本当に発達のスピードが速く、数ヶ月でぐっと言葉や対人面が伸びることがあります。「1歳半時点で気になったけど、2歳になるころには変わった」というケースも多いです。一方で、数ヶ月たってもサインがほぼ変わらない場合は、専門家と一緒に確認する価値があります。

3つの視点をまとめると、こんなふうに整理できます。

視点個人差の範囲特性のサイン
頻度気分や場面によって違う場面に関わらずいつもそう
領域1つの領域だけ気になる複数の領域にまたがって気になる
変化数ヶ月で少しずつ変化する数ヶ月たってもほぼ変わらない

1歳半健診で見られるポイントと、相談先までの流れ

1歳半健診で見られるポイントと相談先

1歳半健診でチェックされる発達面の項目

1歳半健診でチェックされる発達面の項目

1歳半健診では、身体の発達だけでなく、発達特性のスクリーニングとしても以下のような項目が観察されます。自治体によっては「M-CHAT」という自閉症スクリーニングのチェックリストを保護者が記入することもあります。

1歳半健診で見られる発達面の項目

📋 意味のある言葉が出ているか(単語の数)
📋 指差しをするか(要求・応答・興味)
📋 簡単な絵カードを見て指差せるか(「ワンワンどれ?」など)
📋 名前を呼んだときの反応(呼名反応)
📋 大人とのアイコンタクト・笑顔のやり取り
📋 模倣(バイバイ・いただきます・拍手など)
📋 積み木を積むなど手先の発達
📋 歩行・走るなどの運動発達

気になることがあれば、「もう少し詳しく見たいので、後日相談に来てくださいね」と保健センターでのフォローを案内されることがあります。これは特別なことではなく、多くの親子が利用している通常の流れです。「ひっかかった=発達障害」では決してありません。

1歳半の発達相談ができる窓口

1歳半の発達相談ができる窓口

1歳半で相談できる主な窓口

🏢 保健センター(市町村の母子保健担当):1歳半健診と地続きで相談しやすい。保健師さんが話を聞いてくれる
🏢 子育て世代包括支援センター:子育て全般の相談から専門機関の紹介まで対応
🏥 児童発達支援センター:発達が気になる子の相談・療育の入口になる場所
🏥 かかりつけ小児科:「気になる様子がある」と話すと、専門医を紹介してもらえることがある
🏢 発達障害者支援センター:都道府県に設置。診断のある・なしに関わらず相談できる

家庭でできる関わり方の工夫

家庭でできる関わり方の工夫

1歳半の今からできること

✓ 視線を合わせる遊び(いないいないばあ・くすぐり遊び)をたくさん取り入れる
✓ 絵本を一緒に見て、子どもが見たものを「ワンワンだね」と言葉にする
✓ 子どもが指差したものに「そうそう、〇〇だね」と応えてあげる
✓ 大人がオーバーリアクションで模倣を見せる(バイバイ・拍手)
✓ テレビ・スマホ動画よりも、人と関わる時間を多めにする
✓ 子どものペースに合わせ、「できないこと」より「できていること」に目を向ける

ほのママ
ほのママ

健診でひっかかったら「もうダメ」って思ってたけど、フォロー相談に進むだけで、何かが決まるわけじゃないのね…!ちょっと気が楽になったかも!

ここわん
ここわん

その感覚、すごく大事だわん!1歳半は「観察と関わり」の時期。診断をつけるためじゃなくて、「この子に合う関わり方を一緒に考えてくれる人を増やす」と思ってもらえたらうれしいわん!

まとめ。1歳半のサインは「気づきの入口」。焦らず一歩ずつ

1歳半のサインに前向きに向き合う親子

1歳半は、発達の個人差がとても大きい時期です。気になるサインがあっても、数ヶ月で大きく変わることもよくあります。一方で、複数の領域にまたがってサインがある場合は、早めに専門家に相談することで、関わり方のヒントが得られることもあります。

大切なのは「不安をひとりで抱え込まないこと」。1歳半健診・保健センター・かかりつけ医・児童発達支援センターなど、相談できる場所はたくさんあります。「相談=診断」ではなく「一緒に考えてくれる人を増やす」と思って、一歩踏み出してみてくださいね。

この記事のまとめ

✓ 1歳半は歩行・言葉・指差し・やり取りなど発達が大きく進む時期
✓ 領域は「言葉・指差し」「対人・社会性」「行動・こだわり・感覚」に分かれる
✓ 指差し・呼名反応・模倣は1歳半健診で特に重視されるポイント
✓ クレーン現象は単独で判断するものではなく他のサインと合わせて見る
✓ 「個人差」と「特性」の見分け方は、頻度・領域・変化の3つの視点で
✓ 1歳半健診のフォロー相談は「特別なこと」ではなく通常の流れ
✓ 相談先は保健センター・児童発達支援センター・かかりつけ小児科など複数
✓ 家庭ではアイコンタクト遊び・指差しへの応答・模倣を見せることが大事
✓ ひとりで抱え込まず、気軽に相談できる場所につながっていい

ほのママ
ほのママ

まず気になるサインを書き出して、健診のときに保健師さんに見てもらおうかな。「自分だけで抱え込まない」って言葉、すごく救われる…!

ここわん
ここわん

ほのママ、それが一番いい一歩だわん!「うちの子のサイン、どう整理したらいいかわからない」「健診の前に話を聞いてほしい」というときは、おやまどのLINEでそのまま話しかけてほしいわん!

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