「2歳なのに宇宙語ばかりで、言葉が出てこない」
「宇宙語が多いのは自閉症のサインって聞いて、不安で検索してしまった」
「宇宙語でよくしゃべるんだけど、意味が全然わからない。これって普通なの?」
「宇宙語 自閉症」と検索して、このページにたどり着いたお父さん・お母さんに、まずひとつお伝えしたいことがあります。
宇宙語が出ていること自体は、子どもからの発信が増えているサインです。
宇宙語があるから自閉症、という話ではありません。
ただ、「宇宙語と一緒に見てほしいポイント」があります。今日はそれをお伝えします。
この記事では、2歳の宇宙語が出る仕組み、「心配いらない宇宙語」と「気をつけて見てほしい宇宙語」の違い、今日から確認できる具体的なポイントまでお伝えします。
そもそも「宇宙語」って何?なぜ出るの?
こんにちは!親子の相談窓口、おやまどの鈴木です。

「宇宙語」とは、子どもが話している言葉なのだけれど大人には意味がわからない、子どもなりの言葉のことを指します。
子どもは生まれてから、次のような流れで言葉を発達させていきます。
宇宙語は、喃語が出てから意味のある言葉が増えていく間に現れることが多い段階です。
「伝えたいことや話したいことがどんどん増えているのに、まだうまく言葉にできない」という状態が宇宙語として現れます。
つまり、宇宙語が出ていること自体は「言葉に向かっている途中」のサインです。
語彙が増えて話せる言葉が増えていくと、宇宙語は自然に少なくなっていきます。
2歳の宇宙語はよくあること?

2歳ごろは特に個人差が大きい時期です。
同じ2歳でも、ペラペラしゃべる子もいれば、ほとんど宇宙語の子もいます。
「宇宙語しか出ない」という状況は、2歳ではけっして珍しくありません。
2歳8ヶ月まで宇宙語がメインで、3歳以降に急に話し出した、という子どもの話もよく聞かれます。
「宇宙語だから発達に問題がある」とは言えません。大切なのは、宇宙語と一緒にどんな様子が見られるかを確認することです。

ネットで「宇宙語 自閉症」って調べたら怖い情報ばかり出てきて…宇宙語ってそんなに深刻なこと?

宇宙語があること自体は発信が育ってる証拠だわん!宇宙語の有無じゃなく、「一緒に見てほしいポイント」があるかどうかが大事なんだわん!
心配いらない宇宙語と、気をつけて見てほしい宇宙語の違い

「宇宙語が多い」という状況だけでは判断できません。
宇宙語と一緒にどんな様子が見られるか、が重要なポイントです。
ひとまず安心できることが多いパターン
このパターンの宇宙語は、「言葉を誰かに伝えようとして出ている」宇宙語です。
言葉の土台は育っており、語彙が増えるにつれて宇宙語が言葉に変わっていくことが多いです。
気をつけて見てほしいパターン

この2つのパターンの一番の違いは、「宇宙語が誰かに向かって出ているか」「一人で完結しているか」という点です。
宇宙語を話しながら親の顔をちらちら見ていたり、指差しと一緒に声を出していたりするなら、コミュニケーションへの意欲がしっかり育っています。

宇宙語言いながら、わたしの顔を見てる!あれってちゃんと伝えようとしてたのね…気づかなかったわ

それが一番大事なポイントだわん!「顔を見ながら伝えようとしてる」なら、コミュニケーションの芽は育ってるわん!
宇宙語が出ているとき、今日からできる関わり方

「様子を見ていいケース」だったとしても、関わり方でその後の言葉の育ちが変わることがあります。
宇宙語が出ているお子さんに、今日からできることをお伝えします。
宇宙語に必ず反応して「言葉を返す」

子どもが宇宙語を話しているとき、何を言いたいのか推測して言葉にして返してあげましょう。
「わんわん、いるね!」「ブーブー、かっこいいね!」「おいしいね!」
間違っていてもかまいません。「話しかけたら反応してもらえた」という体験が、言葉を使う意欲につながります。
推測できないときも、聞こえた通りに繰り返してあげるだけで十分です。
宇宙語への返し方の例
子どもが犬を指差して「あー!うぅー!」→「わんわんいたね!かわいいね!」
子どもが宇宙語で何かを訴えてくる→「そうなの?教えてくれてありがとう!」
聞き取れないとき→「うん、うん、そうなんだね」と頷いて反応するだけでOK
子どもの視線を追って「一緒に見る」

宇宙語が出ているとき、子どもは何かを見ていることが多いです。
その視線を追って、一緒に同じものを見てあげましょう。
子どもが今興味を向けているものを、その場で言葉にしてあげることが、語彙のインプットになります。
「あ、葉っぱだ。大きい葉っぱだね」「電車が来たよ!速いね!」
一方的な「教える」ではなく、「一緒に楽しんでいる」姿勢で言葉をかけてあげてください。
指差しが出たら、その瞬間を逃さず言葉にする

2歳ごろの指差しは、言葉の発達にとってとても重要なサインです。
「あっ!」と声を出しながら何かを指差したとき、その指の先を一緒に見て、言葉にして返してあげることが大切です。
「あ!バスが来たね!大きいバスだね!」
「発見したことを親と共有できた」という体験が、コミュニケーションへの意欲を育てます。
指差しが出ていない場合は、親が「あ、わんわん!」と指差して見せることで、指差しのモデルを見せてあげることもできます。
「選択肢」で答えやすくする

「何がほしいの?」と聞いても、答えるのは難しいことがあります。
「バナナとりんご、どっち?」「外行く?お家で遊ぶ?」と2択にすると、指差しや宇宙語で答えやすくなります。
指差しで答えてくれたら、「バナナね!」と言葉にして返してあげる。この繰り返しが、「指差せば伝わる→言葉を使えば伝わる」という学習になっていきます。

宇宙語を無視せずに「そうなんだ!」って返してたけど、ちゃんとそれでよかったのね

十分すぎるわん!そこに「視線を追って言葉にする」をプラスするだけで、さらにインプットが増えるわん!
宇宙語と一緒に「指差し」を確認してほしい理由

「宇宙語はあるけど指差しがない」という場合は、少し注意して見てほしいポイントです。
指差しは、言葉の発達と深く関わっています。
指差しには「要求の指差し(ほしいものを指す)」「発見の指差し(見つけたものを指す)」「共感の指差し(一緒に見てほしくて指す)」などがあります。
特に「一緒に見てほしい」「これ見て!」という共感を求める指差しが出ているかどうかは、コミュニケーションの発達にとって重要なポイントです。
宇宙語があっても指差しがほとんどない場合は、地域の保健センターや発達相談窓口に一度話を聞いてもらうことを検討してみてください。
1歳半健診で指摘されたとき

1歳半健診で「言葉の発達が気になります」「指差しを確認しましょう」と言われた場合、焦らなくて大丈夫です。
1歳半健診は「現時点の状態を確認する場」であり、「異常が確定した」ということではありません。
「2歳まで様子を見ましょう」と言われた場合も、待つだけではなく、今日からできる関わりを続けながら観察することが大切です。
「様子見」と言われても不安が消えないときは、地域の発達相談窓口や保健センターに再度連絡することもできます。
相談は早ければ早いほど、選択肢が広がります。
まとめ。2歳の宇宙語は「伝えたい」の芽が育っているサイン

今日お伝えしたことを最後にまとめます。
「宇宙語 自閉症」と検索してしまうほど、不安な夜を過ごしているお父さん・お母さんへ。
その不安は、お子さんのことを一生懸命考えているからこそです。
今日確認したポイントが多く当てはまっているなら、宇宙語はきっと「もうすぐ言葉になる」サインです。
それでも不安が続くなら、ひとりで抱え込まずに話しかけてください。

目が合って、顔を見て話しかけてくる。それだけでもう十分なサインだったんだ…。今日から視線を追って言葉にしてみるわ!

「あ、バスだね!」その一言が、言葉の扉を開いていくわん!宇宙語に応えてあげて、一緒に楽しんでいこうわん!



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